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「未来は日系企業で働きたいです」って何か変。正しくは「将来は日系企業で働きたいです」だと思うんだけど…
未来と将来って似ているけど、何が違うんだろう?
オンライン日本語教師のちゃそです!
「将来」と「未来」はどちらも先のことを指すけど、何が違うのか聞かれるとすぐに答えれるか不安でした。
「将来」の方が確実だったり、近い未来の感じがします。
「未来」の方が、ドラえもんが来たような、どうなっているかわからない世界の感じがします。
この記事では、将来と未来の違いを具体例を入れて簡単に説明します

学習者に聞かれたら、ささっと伝えれらるようにしておきましょう!
将来と未来の違い
ひとことで言うと
- 将来 = 「いつかそのときが来る」という確信のある未来
- 未来 = 「来るかど来ないかは関係なく」これから先の無限の時間
“遠い将来”も”近い将来”も、「やがてそのときがくるもの」としています。
“未来”は「そのときが来るか来ないか」は問題にしていません。

「未来」の方が、なんかわからない神秘的な感じがするかも🌎
具体例で見てみよう
どちらが正しいでしょうか?
- 将来は医者になりたい
- 未来は医者になりたい
①が自然ですよね。
「将来」は目標や計画に使う言葉なので、「医者になりたい」という具体的な夢にはぴったりです。
でも「未来」は来るかどうかさえ定かでない漠然とした時間を指すので、個人の目標には合いません。
逆に、「未来都市」「人類に未来はあるか」のような果てしない時間・空想・死後の世界まで含むような話には「未来」を使います。
「将来」には置き換えられません。


ドラえもんは「未来の世界のネコ型ロボット」
のび太君の将来の夢(目標)は、ドラえもんを作ること
「将来」→「未来」に置き換えOK(ただし意味が少し変わる)
「近い将来、月旅行ができるようになる」
「近い未来、月旅行ができるようになる」
「未来」にすると、時間の隔たりが長くなり、より空想・夢に近いイメージになります。
「将来を信じる」
「未来を信じる」
将来:自分が生きているうちに希望が実現するという見込み
未来:自分の死後にも続く、永遠の時間への希望になります。
置き換え不可の場合
予定・目標・見込みなど確実性の高い内容は「将来」を使います。
- 「将来」しか使えない(「未来」には置き換え不可)
- 「将来はサッカーの選手になりたい」←個人の予定・目標
「将来に備えて語学の勉強に力を入れている」←具体的な見込み・計画
「将来性のある若者に育ってほしい」←確実性の高い期待
決まった言い方、または自分の死後も含む人類規模の話は「未来」を使います。
- 「未来」しか使えない(「将来」には置き換え不可)
- 「未来都市・未来小説・未来世界」←セットになった決まった言い方
「人類に未来はあるか」←自分の死後も含む、人類規模の壮大な話
「未来を先取りする・未来に生きる」←決まった言い方
品詞の違い
実はこの2つの品詞も見てみましょう。
「将来、実業家になる」や「将来の夢・希望」のように、「将来」は副詞としても名詞としても使えます。
一方、「未来」は名詞です。
「未来、実業家になる」とは言えません。

「未来、実業家になる」と書いてあると、「未来さん」って人が実業家になるみたいだね
まとめ
「将来」と「未来」の違いについて説明しました。
ポイントを整理すると
- 「将来」はやがて来るものとして使う/「未来」は来るかどうかを問わず使える
- 「将来」は個人の夢・目標・計画に/「未来」は遠い先・空想・人類規模の話に
- 「将来」は名詞・副詞の両方で使える/「未来」は名詞のみ
| 将来 | 未来 | |
| 時間の幅 | 近くても遠くても「いつか来る」時間 | 無限に広がる・来るかどうかも不確か |
| 確実さ | やがて来るものとして使う | 来るかを問わず使える |
| 品詞 | 名詞・副詞として使える | 名詞のみ |
| よく使う場面 | 目標・計画・期待など | 空想・SF・人類規模の話など |
「将来」は生きていればやがてやってきます。
なので、この先の個人の目標や「将来の夢や希望」を話す時は「将来」
私たちもまだわからない遠い先のことを話すなら「未来」
のように、使いやすい場面を想定しておくといいかもしれませんね♪
最後まで読んでくれてありがとうございます!
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