「は」と「が」の違いに悩む前に知っておきたいこと【3つ】

広告

「は」と「が」の違いに悩む前に知っておきたいこと【3つ】
お悩みちゃん
お悩みちゃん

「は」と「が」の違いがイマイチわかりません。
調べていても、だんだんわからなくなってきて…
学生に説明する以前に、自分がちゃんと理解できているか不安です。
何かポイントはありませんか?

オンライ日本語教師のちゃそです!

「は」と「が」の違いって本当に悩ましいですよね!

理解できたと思っても、すぐまたわからなくなってしまう・・・


「は」と「が」の違いに悩む前に、まず知っておきたいの3つのことについて紹介します!



みなさんは「は」と「が」の違いをうまく伝えられますか?

ちゃそ
ちゃそ

恥ずかしながら、正直ふわっとしか理解できていませんでした・・・。


「は」は主題で「が」は主語、新情報と旧情報など・・・

なんとなくは理解しているつもりでも、はっきりとしたことが言えませんでした。



この記事で、「は」と「が」の違いを一言で説明します!とは言えません。(すみません)

でも、この3つ

  1. 副助詞と格助詞の違いを理解する
  2. 日本語の基本構文は「~~は・・・」じゃない
  3. 「は」と「が」だけじゃなくて、「は」と「格助詞」全体を比べる

を知って、だいぶ考えやすくなりました!


もし今「は・が」迷宮にはまっているなら、ぜひ一度読んでみてください!

この記事の内容は、主に海老原峰子先生の書籍とYouTubeをはじめ、以下の本を参考にしまとめたものです。
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください▼

created by Rinker
¥1,870 (2024/05/19 13:43:48時点 Amazon調べ-詳細)





①副助詞と格助詞の違いを理解する

「は」と「が」の一番の違いは、「副助詞」か「格助詞」かです。

そもそも、格助詞と副助詞の違いはなんでしょう。

副助詞格助詞

↑の絵は、人間が生きるのに毎日必要なものです。

でも、丸の中に一つだけ、違うものが混ざっていますね!

副助詞格助詞

そうです。風邪薬です!

風邪薬は風邪をひいた時に飲むものですよね。

要するに、必要な時にだけ追加するものです。

副助詞格助詞


これは、格助詞と副助詞の関係と同じです。

格助詞は文を構成するのに必要なもの、副助詞は必要な時にだけ追加するものなのです。

ちゃそ
ちゃそ

「は」は副助詞だから必要な時に追加するもので、「が」の代わりに使えるものじゃないです!

ここまでのまとめ

  • 「が」は格助詞 「は」は副助詞
  • 「格助詞」は必要なもの 「副助詞」は追加するもの
  • 格助詞の代わりに副助詞を使うことはできない


「が」と「は」は、そもそも品詞の種類が違うので、使い方も違うということがわかりましたね!


②日本語の基本構文は「~~は・・・」じゃない!

学生時代に英語の構文で

  • 第1文型 S+V
  • 第2文型 S+V+C
  • 第3文型 S+V+O・・・・

こういうのを習いましたよね!


日本語の基本の構文と言われたら、何を思い浮かべますか?

お悩みちゃん
お悩みちゃん

「これはペンです」「私は図書館へ行きます」とか・・・?

このように「~~は・・・」という文だと考える人が多いのではないでしょうか。



実はこれじゃないんです。

日本語は【述語】を中心に、複数の成分から構成されます。

要するに、「必要な言葉+述語」が日本語の基本なんです。



日本語と英語の文法は違う

もう一度言います。

日本語は「必要な言葉+述語」で構成します。



“必要な言葉”といっても、「文法的に必須」なわけじゃないです。

英語のSVO構文のように、主語や目的語が「文法的に必須」という意味ではないんです。



文脈やその会話の背景・状況など、情報として必要な時に、つけます。

必要なければ、述語だけでも完全な文になります


日本語の「愛してる」は「私はあなたを」を省略しているわけではありません。

目の前に伝えたい相手がいれば、「愛してる」だけでいいのです。

正直、「愛してる」はそうそう使いませんが・・・(笑)


英語ももちろん”Love you”と言えたりしますが、それは「省略」です。

この辺のことはこちらの記事が参考になります!→英語の主語は省略できるの?|英語びより



日本語に戻りましょう。


「私はあなたを」は、情報として必要ないので、言っていないだけです。

必要なときにだけ追加する。これが日本語の基本なんです。

お悩みちゃん
お悩みちゃん

英語の構文みたいに必ず主語や目的語がなくても、正しい文として成立するんだね!



主語は特別じゃない

学生時代に、国語でも文法を習いましたよね。

「主語と述語が一番強い関係にあって、そこに他の修飾語が加わっている」と習ってきたようです。

国語文法
お悩みちゃん
お悩みちゃん

たしかに、「主語と述語」の繋がりって特別な印象があるな・・・


でも、これは一度忘れてください!

日本語は「必要な言葉+述語」が基本です。


主語の地位が高いとか、必ず主語を入れなければならないとか、順番が決まっているとかそういう決まりはないです。

必要なら言う。必要ないなら、言わない。

必要な言葉+述語

「が」も「に」も「で」も「を」なども、必要なら言う。必要ないなら言わない。

すべて同等の関係なのです。

ちゃそ
ちゃそ

主語も目的語も場所も、必要なときだけ言う同じ立場のものなんですね!

話が下手な私は、よく「主語をいいなさい!」なんて叱られたもんですから、主語の地位が高いと思ってました!

ここまでのまとめ

  • 日本語は「必要な言葉+述語」
  • 必要な言葉は、情報として必要なければ言わなくていい
  • 必要な言葉は、すべて同等(主語が大事!とかはない)





③「は」の役割はトピックを表すこと

ここからは、副助詞「は」について考えましょう!

「は」はトピック(主題)にしたい言葉に追加して使います。


〇〇について話したい時に、「〇〇は」とします。


必要な言葉は、すべて同等でしたよね。

同じように「は」は、主語「が」にだけ使うような、特別なものではありません!

他の必要な言葉にも、同じように使えるんです。


「は」の役割と、使い方について考えてみましょう!


「が」の替わりに「は」を使うわけじゃない

主語を表すために使う格助詞が「が」です。

しかし、私たちは昔から「~~は・・・」が基本の文だと教えられてきました。

そのせいで、主語に「は」と「が」のどちらを使えばいいかが、わからなくなっているんです。


主語には必ず「が」、トピック(主題)にしたい時には「は」を追加します。

とはいっても「は」と「が」だけを比べていては混乱するだけです!(笑)


なぜなら、「が」+「は」=「は」になるからです。 

ちゃそ
ちゃそ

形の上だけでは、「が」が抜け落ちるので、余計に混乱しちゃうんです。



「は」は、主語以外でも(目的語でも場所でも)全てをトピックにすることができます

上の文なら、「夏休みに」も「教会で」も「日本語を」もトピックになれるんです。

まずは、トピックを表す「は」について説明します!


トピック(主題)とは、「〇〇について話したい」時に使う

主語と主題(トピック)って言葉が似ているから、余計こんがらがりますよね!

「〇〇について、言いたいこと・聞きたいこと=トピック」です。


例えば、田中さんについて話したい!と思ったら、「田中さん」がトピックになります。

ある言葉をトピックにしたい時だけ、「は」を追加します

トピックにしたい言葉に「は」を追加する

「〇〇は」は、通常文頭におきます。

文頭というより、文の上にきて電球をつけて、上から残りの部分を照らすイメージです。

トピック照らす


「○○は」の後は、言いたい・聞きたい重要なことがきます。

「〇〇は・・・」をみつけたら、その後ろの「・・・」をよく聞かない(読む)といけません





トピック「は」の使い方

さっきも言いましたが、ある言葉をトピックにしたい時に「は」を追加します。

いろいろな言葉につくことができます!


「夏休みに 教会で 友達が 日本語を 教える」

という文を例に見てみましょう。

↑青枠の「必要な言葉」のうちの一つが、トピックになった例をみます

(1)「夏休みに」をトピックにする場合

「夏休みに」に「は」をつけてトピックにして

夏休みについて「教会で友達が日本語を教える」と説明しています。

(2)「教会で」をトピックにする場合

教会で

「教会で」について言うと、「夏休みに友達が日本語を教える」と説明しています


(3)「友達が」をトピックにする場合

友だちが

「友達が」について「夏休みに教会で日本語を教える」と説明しています。

形の上でだけ「が」が抜け落ちて、「友達は」になります。


(4)「日本語を」をトピックにする場合

日本語を

「日本語を」について「夏休みに教会で友達が教える」と説明しています。

これも形の上でだけ「を」が抜け落ちて「日本語は」になります。


文中のどの成分でもトピックになる!

このように、文中のどの成分でもトピックになり得ます。

格助詞格助詞+「は」
「へ」「へ」+「は」=「へは」
「に」「に」+「は」=「には」
「が」「が」+「は」=「は」
「を」「を」+「は」=「は」
「で」「で」+「は」=「では」
助詞なし0+「は」=「は」
※「助詞なし」はある種の副詞または他の連用修飾語の場合である

「が+は=は」、「を+は=は」というルールがあります。

「が」と「を」は形の上では脱落しますが、働きは持続します!


主語がトピックになる(「が」⇒「は」になる)のは特別なことではありません。

形式上、「が」が見えなくなっているだけで、主語が置き換わったわけでじゃないんです。


「は」=「トピックを表す」という働きだけです!

ちゃそ
ちゃそ

主語でも目的語でも、全部トピックにするのが「は」の働きですね!

お悩みちゃん
お悩みちゃん

「は」と「が」だけを比べるから、ややこしくなっちゃってたんだね!


ここまでのまとめ

  • 「は」の役割は、トピック(主題)にすること一択!
  • 「は」は「が」の代わりではない
  • 主語「が」に「は」を追加するときは、形式上「は」になる。でも機能はそのまま。





まとめ:「は」と「が」じゃなく、まずは「副助詞」と「格助詞」を比べよう

「は」と「が」を比べる前に、知っておきたいことについてお話しました。

  • 副助詞と格助詞の違いを知る
  • 主語以外もトピックになることを理解する
  • 「は」は「が」は比較するものじゃない
  • 「は」と「ほかの格助詞」も同じように比べる

↓↓↓

  • 「は」は副助詞「が」は格助詞で 別もの
  • 「は」はトピックを表したいときに追加するもの
  • 「は」は「が」の代わりに使うものじゃない
  • 「は」はいろんな言葉について、トピックを表せる


まずはそれぞれの本来の役割を頭にいれておくといいですね!

ちゃそ
ちゃそ

わたしもまだまだ勉強中です(´;ω;`)一緒にがんばりましょう!



こちらの本には「は」について、「~は~が構文」や「うなぎ文」「こんにゃく文」についても詳しく書かれています!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA