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ハイキュー!!大好きなオンライン日本語教師のちゃそです🏐
普段からハイキュー!!のストーリーはもとより、セリフから日本語を学んでいます。
が…
やっぱり気になる、角名倫太郎の関西弁!
アニメや漫画にはコテコテの関西弁キャラって昔からたくさんいますよね。
でも、ハイキューの稲荷崎高校に登場する角名倫太郎(すなりんたろう)の関西弁は、兵庫育ちの私の耳にどうしても引っかかりました。

関西の人じゃなくても違和感を覚えた人も多いのでは…?
この記事では角名の有名なセリフ「大丈夫、あんたブロック上手だよ」からいろいろ考えを広げてみます!
日本語教育系の記事ではないのですが、楽しんでもらえるとうれしいです♪
違和感MAXだったあのセリフ
春高2回戦の相手は兵庫代表稲荷崎高校!
烏野の冷静沈着で最長身の月島でも、体幹オバケの角名のスパイクを止められず翻弄されます。
引用:『ハイキュー!!』第31巻 第270話 三重奏(古舘春一/集英社)
そんな月島を煽る一言
「大丈夫、あんたブロック上手だよ」
兵庫出身の私からすると、この「だよ」がどうにも標準語っぽい。
「あんた」も関西で使うけど、男子高校生が対戦相手に言うにはちょっと変な感じ…

おばちゃんの言う“あんたなあ〜”感がある!
違和感の正体:角名は愛知出身!
調べてみたら、角名は実は愛知出身だと!
スカウトされて稲荷崎高校に来たそうです!
引用:ハイキュー!!ファイナルガイドブック 排球極!(ジャンプコミックスDIGITAL)(古舘春一/集英社)
だからコテコテの関西弁じゃなくて、周囲に引っ張られてアクセントがおかしくなりつつも、
言葉選びに標準語っぽさが混ざるのは自然なんですね!

そう考えると、アニメですなのイントネーションや語尾が“ちょっとズレてる”のもすごくリアルに思えてくるね!

何でこんな変な関西弁しゃべるん?!とか思っててごめんなさい(´;ω;`)ウゥゥ
私はアニメを見てから漫画を読んだので、この角名のアクセントに慣れていますが
漫画→アニメの順だった人は、「漫画では標準語を話していたのに?!」となった人も多いようです。
あの名言をもし自然な関西弁にするなら
兵庫耳ですが自然な感じにすると、こうかな~?と思います!
「大丈夫、自分ブロック上手やで」
「お前」だと強すぎるけど、「自分」ならフラットでいいかな!と思います。
高校時代のバイト先に九州出身の大学生がいたんです!
大学のオリエンテーションのときに前に並んでいた人から「自分、何番なん?」と聞かれてすごく困惑したそうです。
「え、自分って私のこと!?あなたのこと???」って。
そこで初めて相手のことを「自分」というのが方言だと知りました

語尾も「やで」にすることで一気に関西らしくなりますね!

これやったら完璧や~!
違和感がだんだんクセになる
最初は「なんでこんな関西弁なん?」と違和感MAXでした。
でもアニメが終わるころには、クセになった人も多いのでは…!?
それに思い出したのが、東京出身のうちの母。
関西に住むうちに“えせ関西弁”が混ざるようになったんです。

私が高校生ぐらいの時に、急に使い始めました!笑
関西に年単位で過ごすと、自然とイントネーションや語尾が引っ張られる
でも故郷の言葉はなくならない──角名もまさにそれと同じかなと。
周りにアクセントやイントネーションがひっぱられてきてるのかなと、思うと妙にリアルさが増してきました!

アニメの制作陣、すごいな!
まとめ:このアクセントこそが角名の魅力!
引用:『ハイキュー!!』第30巻 第261話 いつだって前のめり(古舘春一/集英社)
結局のところ、角名倫太郎の関西弁は“完璧じゃない”からこそ面白いし、キャラの個性を際立たせています。
ズレがあるからこそ、「すな、ええキャラやな〜」と思えるんです。
そして愛知出身とわかったからこそ、あの独特な話し方がより現実味を帯びます。

高校生から故郷を離れてスポーツに本気で打ち込む角名の魅力が爆上がりですね!
そして日本語教師的な視点で言うと、関西弁はいい教材にもなります。
オンライン授業で関西弁をちょっと混ぜると、場がふっと和むことがあります。

休憩時間に「なんでやねん!」と一緒にリピートするだけで盛り上がります!
もちろん、これはあくまで楽しみや文化紹介の一つとしての例です。
実際に関西に住む学習者にとっての方言教育はまた別の大事なテーマです。
でも、授業のスパイスとして取り入れるなら、楽しいネタになると思います。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
感想やお気に入りのシーンがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
また愛知出身の方がいたら、ぜひ角名のアクセントについてどう感じるか教えてほしいです!
この記事を書くために使ったもの紹介
引用元について
本記事で使用している画像・セリフは著作権法第32条に基づき、教育・批評を目的として引用しています。
- 作品名①:『ハイキュー!!』
- 著者:古舘春一
- 出版社:集英社
- 引用巻数 第30巻
- 作品名②:『ハイキュー!!ファイナルガイドブック 排球極!』
- 著者:古舘春一
- 出版社:集英社