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こんにちは！
ハイキュー大好きなオンライン日本語教師のちゃそです🏐
今回はアニメ「ハイキュー!!」第4話の気になる表現に注目してみました！
特に気になったフレーズを6つ選び、その使い方を簡単にまとめています。
この記事では次の表現について解説します：
- ～が！
- ～なきゃ～ない
- ～よ
- ～と思ったら大間違いだ
- 疑問詞＋だって
- ～はずがない
アニメの名シーンを振り返りながら、日本語の魅力を一緒に学びましょう！
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〜が！
（金田一）
もううんざりなんだよ この自己中の王様が！
中学の試合で、周りがついていけないほど自己中なプレーをする影山にチームメイトが怒ったシーン。
終助詞の「が」は、相手への怒りや不満を表しています。
強い否定的な感情を伝える表現です。
お互い勝ちたい気持ちは同じなのに、影山は周りに合わせられない
それで周りはついていけなくなっちゃったんだね
ハイキュー好きの日本語ノート【第2話】でも「～だろうが」の形で紹介しています
V-なきゃ～ない
（金田一）ムチャすぎんだよお前のトス！打てなきゃ意味ねえだろうが！
（影山） けどこのブロック振り切らなきゃ勝てねえだろ
おなじく、影山のムチャなトスに怒る金田一とのシーンで。
「V-なきゃ～ない」は「V-なければ～ない」の話し言葉です。
「Xが成立しない場合には、Yも成立しない」という意味です。
金田一は、ボールを打てない→じゃあバレーとして意味がない、点を落とすと考えている
影山は、ブロックを振り切らない→じゃあ勝てないと考えているんですね。
スパイクが打てるから得点できる。
敵のブロックを振り切るから得点になるスパイクが打てる。
どちらも間違いじゃないんですが…
影山も金田一も、勝ちたい気持ちは同じなのにね
すれ違いだね
ちゃんと話し合わなきゃ、気持ちは伝わらないよね
～よ（終助詞）
（大地）
何点か稼げるかとおもったか？ 簡単に崩せると思うなよ
対抗試合でなかなか得点が決まらない影山日向チーム。
影山は自分がサーブのうちに得点を稼ごうと思ったが、大地さんに拾われてしまったシーン。
だ、大地さんかっこいいー！♡
終助詞「よ」の基本的な機能は「聞き手の知らないことに注意を向けさせること」にあります。
「ハンカチ落ちましたよ」というと「相手がしらないことを教えてあげる」という感じだよね
じゃあ、今回の使い方はどうでしょうか。
なんか「知らないことを教えてあげる」というより、
「ちゃんとわかっておいてね」って忠告されてるような感じがするなあ
「簡単に崩せると思うなよ↑」はちょっと強くはないけど、やさしめに警告する、ちょっと挑戦的な感じになっていますね。
※依頼や命令の場合「よ」を上昇超で言うと聞き手を配慮したやわらかな言い方になります。
でも下降超で言うと聞き手に対する非難の気持ちが表されます。
例えば第1話の中学の試合シーンで、ボールを最後まで追わない国見に影山が
（影山）最後まで追えよ！
っていうところがあるんです。
そこは手を抜く国見に影山が怒ってるので、なぜちゃんとやらないんだという「非難」になってます。
ちゃそ、ちゃんと運動しろよ☆
・・・・・
～と思ったら大間違いだ
（月島）
そういういかにも純粋で真っすぐな感じイラっとする
気合で身長差は埋まらない
努力で全部何とかなると思ったら大間違いなんだよ
対抗試合で「俺たちで勝つぞ！」と意気込んでいる日向たちを見てイラつく月島。
「＿＿と思ったら大間違いだ」は「あなたは～と思っているかもしれないけど、それは間違いだよ！」という意味で使われています。
「お前の考えは間違っている！」というときに使います。
ツッキーは高い身長が有利なバレーで、低い身長の日向ががむしゃらに頑張ろうとするのが
見ていてイライラしてしまうんですね。
どうやっても変えられないことがある、現実主義なツッキーらしい考えです
さて、この「～と思ったら大間違いだ」はこのままの形でよく使われます！
Xで検索してみたら、こんな使われ方が出てきました
結婚したらすべてが解決してうまくいくと思ったら大間違いなんだよ
誰もが週5フルタイム勤務できる体だと思ったら大間違いだぞ…
苦労してるからいい人やと思ったら大間違いだよ
自分が穏やかなら相手も穏やかに反応してくれると思ったら大間違い
言わないでも伝わると思ったら大間違いだぞ
全部、「（あなた（たち）は）そう思うかもしれないが、そうではないんだ！」と間違っていることを主張していますね。
ちょっとみんな怒ってる感じがあるかもね？
違う！間違ってる！ってことを言いたいからね
アニメやドラマでもよく聞く表現だよね
疑問詞＋だって
（日向
おれはどこにだって跳ぶ！どんなボールだって打つ！
だからオレにトス持ってこい！
速いトスを上げることに躊躇する影山に日向がいったセリフ。
「疑問詞＋だって」は「例外なく全部」という意味ですね。
ハイキュー好きの日本語ノート【第3話】でも扱っているのでよかったら！
中学のやつらが間に合わなかった場所でも、全部跳ぶ！
中学のやつらが打てなかったすごく速いボールでも全部打つ！
だからオレにトスをくれ！
日向の「中学のことは関係ない！おれが絶対打つからトスあげろー！」って気持ちが爆発ですね(´；ω；`)
最強のコンビが誕生する瞬間だね！
どんな状況だって諦めない日向らしい言葉だね！
このコンビなら、どんな相手にだって勝てそう！
～はずがない
（菅原）
技術があってやる気もありすぎるぐらいあって
何より周りを見る優れた目を持っているお前に 仲間のことが見えないはずがない
影山と日向のコンビネーションがなかなか合わない状況で、スガさんが影山にアドバイスするシーン。
「～はずがない」は「ありえない、不可能だ、おかしい」など話し手の強い疑念を表します。
これだけ才能がある影山が、日向を生かせないのはおかしい。
当然生かせるはずだ！とアドバイスしていますね。
スガさ～～～ん(´；ω；`)ｳｩｩ
自分にはできないけどお前ならできる！って励ます男前！！！
ぐ…こんな優しくて素敵なスガさんに、恋人がいないはずがない！
まとめ：敵も味方も粒ぞろい！
ハイキュー!!第4話を見て気になった表現6つをまとめました。
- ～が！
- ～なきゃ～ない
- ～よ
- ～と思ったら大間違いだ
- 疑問詞＋だって
- ～はずがない
影山には嫌な味方も最強の味方もできたね！
応援してくれる先輩もできてよかったね！
最後まで読んでくれてありがとうございます！
この記事がハイキューをもっと楽しむきっかけになればうれしいです。
感想やお気に入りのシーンがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね！
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