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オンライン日本語教師のちゃそです🏐
ハイキューを見ていて気になった表現がありました!
「お前にこれを言う日が来るとは…ナイスレシーブ」
今回は、「~とは」という表現に注目します。
「~とは」を調べると「驚きや感嘆を表す」って出てきますよね。

日本語話者だからわかるけど、実際どんな場面で使うか考えるのって結構大変かも!

何に対してどんな気持ちが乗るのか、いざ説明しようとすると、案外イメージしにくいかもと思いました
そこで今回はキャラクターの背景や文脈がわかる、マンガのセリフから読み解いていきます✨
- この記事で扱う日本語表現
- ~とは
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「お前にこれを言う日が来るとは」の文脈
春高2回戦、稲荷崎高校との対戦の3セット目。
全国2位の強豪相手に烏野がなんとかついていっている、追い込まれた場面です。
そこで、強烈に決まったと思われた稲荷崎・尾白のスパイクを、日向が完璧にレシーブします。
引用:『ハイキュー!!』第32巻 第281話 ハーケン(古舘春一/集英社)
影山の心の中のことば:
お前にこれを言う日が来るとは
そして日向へ:
ナイスレシーブ
影山が日向に「ナイスレシーブ」と言ったのは、これが初めてのことです!

思わず出てしまった称賛、という感じがいいね!
💡 ここで、影山はなぜ「来るとは」という表現を使ったのでしょうか?
「~とは」の機能:予想外の驚きと感嘆
「~とは」は、予想外の状況に接したときの、驚きや感嘆の気持ちを表す表現です。
評価はプラス(感激・感心)の場合もマイナス(呆れ・嘆き)の場合もあります。

今回はプラス評価の使い方といえますね!
例文で見てみましょう
① 「まさかあの佐藤が仕事を手伝うとは。」
→ 普段は全く仕事を手伝わない佐藤が、手伝った!という驚き
② 「ベテラン登山家の彼が遭難するとは。」
→ あれほど経験豊富な登山家が、遭難してしまった!という驚き
③ 「合格者がたった3人とは。」
→ もっと多くの人が合格すると思っていたのに、たった3人だった!という驚き
3つとも、予想していなかった出来事が起きたときの驚きが伝わってきます。

話しことばでは「~なんて」が使われることが多いです
囮以外はまだまだ、その前提が崩れた1本
影山の「お前にこれを言う日が来るとは」という驚き。
その中身を、もう少し深く見てみましょう。
影山は中学時代から身体能力の高さを誰よりも認め、2人で変人速攻を完成させ
日向が「最強の囮」として機能するまでの成長を一番近くで見てきました。
しかし、影山の中の日向への認識は
「囮としては最強。でも、それ以外は、技術的にまだまだなところが多い」
レシーブもそのひとつ。
日向の強いところも弱いところもはっきり見えている。
のはずが…そこに飛び込んできた、完璧な1本。

影山が『ナイスレシーブ』と褒めざるを得ないほどのレシーブ!
「お前にこれ(ナイスレシーブ)を言う日がくるとは」には、
日向の予想以上の成長への驚きと感嘆が凝縮されているのです!
まとめ:「~とは」が乗せた、影山の驚きと感嘆
影山飛雄のモノローグ「お前にこれを言う日が来るとは」から、文型「~とは」を深掘りしました。
「~とは」は、思いがけない出来事が起きたとき、驚きや感嘆の気持ちを表す表現です。
「囮としては最強、でもそれ以外はまだまだ」という前提があった影山にとって、日向に「ナイスレシーブ」と言う日が来ることは、思ってもみないことでした。
その日が、今この瞬間、来てしまった。
影山の驚きと感嘆がそこに表れています。

「ナイスレシーブ」の7文字で、心を持ってかれました!!
作中ではこのレシーブを、険しいと登山の足場になる「ハーケン」にたとえています。
追い詰められた烏野にとってはもちろん、影山にとっても、そして日向自身にとっても上へ登るための足掛かりになった1本でした。

作中に出てくるキャラクターも読者も、日向の成長に心動かされましたね✨
最後まで読んでくれてありがとうございます!
感想やお気に入りのシーンがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
この記事を書くために使ったもの紹介
引用元について
本記事で使用している画像・セリフは著作権法第32条に基づき、教育・批評を目的として引用しています。
- 作品名:『ハイキュー!!』
- 著者:古舘春一
- 出版社:集英社
- 引用巻数・話数:第32巻 第281話 ハーケン

