就活中に日本語教師か一般企業で悩んでいるなら断然一般企業なお話【体験談あり】

就活中に日本語教師か一般企業で悩んでいるなら断然一般企業なお話【体験談あり】

分かれ道[st-kaiwa4]今就活中です。
日本語教師になるか、一般企業で働くか悩んでいます。
ずっとやってみたかった日本語教師にチャレンジしたい気持ちがあります。
どちらがいいんでしょうか?[/st-kaiwa4]

 

こんな疑問にこたえます。

 

本記事の内容

  • 日本語教師の実態
  • 新卒なら一般企業に就職した方がいい理由
  • 就職せず日本語教師になった私の現在
  • それでも日本語教師になりたいなら

 

本記事の信頼性

  • 2012年日本語教師養成講座420時間修了
  • 日本語教育能力検定試験 合格
  • 現役オンライン日本語教師

 

2011年に日本語教育能力検定試験に合格し、2012年に養成講座420時間を修了しています。

2012年と2018年に台湾で計2年の日本語教師経験があります。

2017年には大阪で日本語教師をしていました。

2019年5月から中国系のオンライン日本語学校で講師を始めて、現在約1年です。

 

就活をしていて、日本語教師になるか一般企業に就職するか悩んでいる人へ。

私の経験もふまえてアドバイスできればと思います。

どちらを選んでも後悔するかもしれません。

それなら、きちんと調べてから決めるのをおすすめします!

 

 

 

日本語教師は食えない?!日本語教師の実態

  • 給料が安い
  • 非常勤スタート
  • 生徒は大人

日本語教師の実態についてお伝えします。

 

給料が安いのは本当

  • 常勤:約200~300万円
  • 非常勤:約50~100万円

日本語教師はよく「薄給」だと言われています。

これは本当です。

多くの教師は非常勤からのスタートで、アルバイト程度の給料です。

また常勤になっても年収200~300万円程度になれば良い方だと言われています。

また一般企業のように給料が上がることもそうありません。

 

非常勤からスタート

多くの日本語学校は、まずは非常勤からスタートすることが多いです。

非常勤は他の学校と掛け持ちするか,別のアルバイトをしないと生活がままならない給料です。

数年経って常勤になれることもありますが、その間の生活が苦しく大変な思いをする人もいます。

特に今大学生の方は想像してみてください。

周りの友人が一般企業に就職しお金を持ち始めます。

好きな物を買ったり旅行したり、楽しそうです。

それでも大好きな日本語教師をしているから!と思えるなら大丈夫です!

でも、その様子をみてより悲観的に感じる人もいるかもしれません。

 

 

生徒は大人が多い

「ビジネス会話とマナーを教えてください。」

そう言われた時、「働いたことがないからわかりません」とは言えません。

多くの生徒は高校卒業以上の学生です。

進学希望の人もいれば、実際に働いている人もいます。

その場合話題になるのが「ビジネス日本語」です。

ビジネスの場面で使われる表現を知りたい学生はたくさんいます。

これは国内海外どちらでも多いです。

その時企業での経験がないと、自分も焦りますし信頼も得られません。

調べて教えることはできますが、実体験があった方が何倍も説得力がありますよね。

 

 

新卒なら一般企業に就職した方がいい4つの理由

  1. 給与面
  2. ビジネスの場面で経験が積める
  3. 求人条件を満たしやすい
  4. 日本語教師のやり方は様々

この3つの理由からまずは一般企業に就職することをおすすめします。

詳しく見ていきましょう。

 

 

①まずはお金を貯めて、安定した暮らしを!

  • まずは安定した収入を!
  • 金銭的に不安⇒精神的にも不安に
  • 心も体も健康に!

日本語教師の給料は、一般企業に比べ安いです。

また、非常勤からスタートする場合はアルバイト程度の給料です。

日本語教師になりたい!という気持ちは素晴らしいことで、応援したいです。

ただ、生活が不安定になると仕事にも身が入りません。

希望や信念を持って日本語教師になったのに、あなたが潰れてしまっては意味がないのです!

まずは安定した暮らしをしてください。

その後金銭的に少し余裕が出てから、日本語教師になっても全く遅くありません!

 

②会社で経験したことが日本語教育に活きる

  • ビジネス日本語会話を教えやすい
  • 実際に社会人を経験しているので説得力がある
  • 経験を基に授業をアレンジできる

上でも述べたように、日本語教師はビジネスの場面の表現を教えることが少なくありません。

実際に日本の会社で働いたことがあれば、質問に自信をもって答えることができます。

授業中にテキストの内容だけではなく、よく使う表現を教えることもできます。

生徒にとって、「痒い所に手が届く先生」になれますね!

 

③求人で社会人経験が重視されることも

日本語教師の求人には、「社会人経験〇年以上」というものもあります。

せっかくの好条件の求人でも、数年の社会人経験が足りないために応募できないこともあります。

海外では、特に若い先生は重宝されます。

しかし、日本語教師はリタイアした後でもできます。

定年まで会社で働く必要はありません。

20代や30代前半では日本語教師界隈ではかなり若い方ですから、気にせずチャレンジしてください!

 

 

④日本語教師のなり方はさまざま

  • 副業(オンラインがおすすめ!)
  • ボランティア

学校の日本語教師にならなくても、別の方法があります。

地域のボランティアに参加して日本語を教えることもできます。

また副業OKな会社ならオンラインで教えることもできます。

私の働いているオンライン日本語学校は、副業で教師をしている人がほとんどです。

 

おすすめのオンライン日本語教師について知りたい方は資格なしでもOK?オンライン日本語教師の始め方【無資格可の求人あり】をご覧ください。

 

 

【体験談】就職せず日本語教師になった私の過去と現在

就職した方がいいと主張する私は、大学卒業後就職せずに日本語教師になりました。

大学卒業後アルバイトをしながら養成講座に通い、2012年台湾で日本語教師になりました。

しかし半年で適応障害になり帰国。

2018年再びリベンジのつもりで台湾へ。

幼児向け日本語教師になりました。

しかしここも1年もたず適応障害でつぶれてしまいました。

身も心もボロボロの2019年オンライン日本語教師になり、今に至ります。

 

就職せず日本語教師になり後悔した点

まず、後悔は・・してます!(笑)

私は会社員を経験せず教師になりました。

しかし最初に教師になったのは日系企業も多い台湾。

週に2,3回企業派遣の授業もあり、いつビジネスについて質問されるかヒヤヒヤ。

インターネットで調べることもできますが、やはり実際経験しているのとしていないのでは違います。

社会人としての経験がないからわからないのか、常識がないのか、それすらもあやふやでした(笑)

 

また、周りの友人が会社員をして良いものを買ったり旅行したりしている姿が眩しかった。

自分で決めた道ですが、やはりお金がなかったのでいつも劣等感を感じていました。

また、日本語教師を適応障害で辞めたので、次はどんな道に進めばいいのかとても不安でした。

重ねますが、お金もなかったのでより不安でした。

 

それでも日本語教師になって良かった点

  • 若いうちに海外で苦労した
  • 海外に滞在できたこと
  • 今の仕事に繋がったこと
  • 自分に合うものを見つけるために迷いがなくなった

私の場合、海外で辛い経験をしたことは今の糧になっています。

また、少なくとも海外に住みたかったのでその目標は達成できました。

学校勤務で苦労した分、今のオンライン講師の仕事に活かし以前より要領よく授業できるようになりました。

また台湾の教師生活2回とも適応障害でつぶれてしまいました。

その経験から、自分で変えられないことと変えられることを受け入れられるようになりました。(少しずつですが)

 

良かったことも悪かったこともあります。

ですが!正直悪かったことの方が多いです(笑)

今でこそ笑って話せるようになりましたが、この選択についてまだまだ後悔は消えません。

 

 

 

それでも日本語教師になりたいなら・・・!

  • まずはサポートしてもらえる環境からスタート!
  • 学校選びは慎重に!⇒新人を育ててくれる学校にしよう!
  • 海外へ行くのが目的なら、別の方法もある!
  • 日本語教師以外のことも学ぶ姿勢を!

 

どんな経験でも授業には活きてきます。

本当にやりたいのなら自分の好きな道を進むことです。

ただ、最初はできるだけサポートしてもらえる環境を選んでください

実家の近くに住むとか、寮があるとか何かあった時に頼れる人がいる状況がいいと思います。

また学校選びはできるだけ慎重にしたほうがいいです。

育てて一緒に成長してくれるような学校を見つけたいですね!

また、もしあなたが海外で働きたいから日本語教師になるという場合についてお話します。

海外へ行くには他の選択肢もあります。

  • ワーキングホリデー
  • 日本語パートナーズ
  • 海外青年協力隊

 

ワーキングホリデーなら、バイトで日本語教師をすることもできます。

また、国際交流基金がやっている「日本語パートナーズ」や、JICAの海外協力隊などもあります。

 

 

まとめ:社会人経験を積んで損はないのが日本語教師

どんな選択をしてもきっと後悔はあります。

ただ、自分をつぶすようなことになるのだけは避けてほしいです。

近年、語学学習の形も多様化しています。

みなさんが自分に合った選択ができることを祈っています!

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