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日本語教師になりたいです。
でも、先に社会人の経験を積んでおいたほうがいいか悩んでいます。
どちらがいいのか、意見を聞きたいです。
オンライ日本語教師のちゃそです!
日本語教師になる前に、日本で社会人を経験した方がいいか気になりますよね。
結論からいうと、経験がなくても問題なく働いている人もたくさんいます。
特に海外では若い先生は海外でも日本でも重宝されます。
ただし、注意しないといけない点もあります!
それは、あなたに「どんな思考の癖があるのか」を知っておくことです。
思考の癖・・・?
私は社会人経験がないまま海外で日本語教師になりました。
正直、長い間そのことを後悔をしていました。
後悔していたことを吐き出した記事はこちら
ただ、それは私が後悔しやすい「4つのタイプ」に当てはまっていたからだと最近気が付いたのです。
もし今悩んでいるのなら、あなたも当てはまるかどうかチェックしてみてください!
日本語教師で社会人経験がないことを後悔しやすいタイプとは【4つ】
- 自分を認められない人
- 完璧主義者
- 繊細な人
- 海外で働く手段として日本語教師になる人
順に見ていきましょう。
①自分をなかなか認めてあげられない人
自分を認めるのが苦手な人は、自己肯定感が低いです。
あなたは、「できない自分」ともうまく付き合えますか?
できなければ、社会人経験がないことを卑下してしまう可能性があります。
他人と比べてしまい、「できない教師」と自分にレッテルを貼ってしまいます。
そして自分で自分を苦しめてしまいます。
将来、転職したくなったとしても、日本語教育から逃れられなくなります。
「日本語教師しか経験がない・知らない」自分を、また責めてしまうからです。
できないことがあるのは普通のこと!それを受け入れてあげましょう!
②完璧主義・真面目すぎる人
一見よさそうに思えます。
しかし、ビジネス日本語や企業派遣の授業を担当するとき、どうなると思いますか?
経験がないことを補おうと、とにかく調べるんです。
調べること、勉強することは悪いことではないです。
問題なのは、自分が消耗するほど力を使ってしまうこと。
経験がないことをカバーするほどの、完璧な知識が必要だと思ってしまうのです。
この世に完璧な知識を持っている人なんて、きっといません・・・
一つのことにこだわりすぎると、他の授業準備に手が回らなくなります。
そして最悪の場合、疲れ果ててつぶれてしまいます。
0か100か思考の人は要注意だね!
③繊細な人
繊細な人は決して悪い人ではありません。
感受性が豊かで、相手の考えをくみとることができる優しい人です。
でもその分、周りの気持ちを考えすぎてしまうことがあります。
「こんな自分が教えていいのだろうか」と不安に思ってしまいます。
学生は、経験がない私に教えられて気の毒だ、迷惑じゃないだろいうか・・・
こんなことを考えてしまうんです。
授業の度に気になっていては、心が疲れてしまいます。
教えることに慣れたとしても、「経験がない」自分が足をひっぱってきます。
相手の微妙なしぐさや空気まで感じ取ってしまうと、しんどいことも多いですよね
④海外で働く手段として日本語教師になる人
- 海外に住みたい
- 外国人と関わる仕事がしたい
- 働きながら語学を勉強したい
こんな人は、日本語教師なら海外で働きながら生活ができますよね!
でも、海外に出る方法ってほかにもありませんか?
外国人と関わる仕事がしたいなら、他にもありますよね。
勉強したいなら、就職してお金をためたほうが、思い切り語学留学できますよね。
20代のうちなら、ワーキングホリデーを使うこともできます。
20代は貴重な時間です。
必ずしも日本語教師である必要は、ないのかもしれません。
日本語教師は給料も安い方なので、海外生活を満喫できる保証はありません・・・
社会人経験が役に立つこと
では、こんな人たちに社会人経験があれば、何がいいのかを見ていきましょう。
- 実際に会社に入って現場を見たことがある
- 安定した収入を得たことがある
- 大学時代に就活をがんばった
- 企業研修を受けたことがある
このような実際の経験は、自信につながります。
会社で働く=リアルな経験をしたことがある
ビジネス系の授業では、やはりマナーや敬語を多く扱います。
会社によって細かいルールは違っても、世間一般で共通している部分はあります。
テキストの内容だけじゃなく、実際の現場で使われていた表現を伝えることができます。
それに、自分が働いて難しかったことや、困ったことも共有することができます。
新入社員が難しいと感じた社会のことは、外国人にも共通して難しいかもしれません。
平均的な収入を得たことがある⇒自信につながる
まとまったお金を稼いだ経験は、自信につながります。
今はまだ、一般的な日本語教師の給料は高いとは言えません。
経済的に余裕がなくなると、不安になりやすいです。
日本語教師が辛くなった時、「他の仕事でも食べてきた経験がある」人は、すぐに行動できます。
日本語教師一本にこだわらず、柔軟に考えて、先々の選択肢を増やせます
自分で経験したことをこえる情報はない
そして、何事も百聞は一見に如かずです。
今の時代、ビジネス敬語やマナーはネットで調べればいくらでもでてきます。
就活事情も年々変わってきています。
それでも、実際に自分で経験したことは、財産になります。
何もしらないより、少しでも経験していた方が安心感が生まれます。
そして、学ぶ側にとっても信頼できます!
- 周りと比べて社会人経験がないことに引け目を感じないか?
- 経験がないことを教えることに強い抵抗はないか?
- 知らないことを調べる時、体力と気力を失わない程度に切り上げられるか?
- 自己肯定感が低く、わからないことがある自分を責めないか?
もし当てはまるものがあるなら、社会人経験があなたの自信につながります!
社会人経験より大事なことは、自分を受け入れて成長すること
ここまでは社会人経験が役に立つ話をしました。
しかし、もちろん社会人経験がなくても教師はできます。
実際にすばらしい先生もたくさんいます!
社会人経験なしで日本語教師を始める人に伝えたいことがあります。
教師だって知らないことがあっていい
じゃあ、経験が無い人はどうすればいいでしょうか。
それは「知らない自分も受け入れる」ことです。
教師がすべてにおいて100%知っている必要はないのです。
それはたぶん、無理です(笑)
わからないことがあった時
- その都度調べられる
- 詳しい人にたずねる
この2つができればOKです!
知らない・わからないことがあるのがダメなんじゃなくて、
そのままにして適当に伝えることがよくないんです。
日本語教師も社会人経験になる
忘れがちなんですが、日本語教師も社会人経験です!
もちろん、他の業界の経験が、授業の役に立つことは多いです。
ですが日本語教師も、さまざまな経験ができる貴重な職業です。
逆に、この経験を将来生かすこともできるのです。
例えば
- 海外経験を生かして旅行会社に就職した人
- 駐在さんや現地の方と結婚した人
- 現地のコーヒーが好きになり、バリスタになった人
- 現地企業に転職した人
- オンラインでフリーランス教師になる人
- 海外ノマドライフを始めた人
- 日本語教育をきわめる人
色んな人生の選択につながります。
今まさに社会人経験を積んでいる最中なんだ!と考えながら、働いていきましょう!
日本語教師と他の仕事で迷っているなら
あなたはどうして日本語教師か他の仕事かで迷っているのですか?
ちょっと立ち止まって考えてみましょう!
日本語教師以外にもしてみたい仕事があるから
もし、他にもやってみたい道があるなら、そっちを先にすることをおすすめします。
なぜなら、日本語教師は色んな経験を活かすことができるおもしろい仕事だからです!
日本語教師の在り方も、変わってきています!
オンラインで副業として教えることもできます。
やってみて、できそうだと思ったら、その時日本語教師一本に絞っても遅くはないです。
お金と時間の余裕があった方が、切羽詰まることなく本を買ったり、勉強しながら楽しく教えられます
実は「日本語教師やりたい!」けど、不安だから背中を押してほしい
それなら私は間違いなく「教師やってみたらいいよ!」と伝えたいです!
経験は増えることはあっても、減ることがありません。
ただ、学校選びはじっくりやってください!
自分がどんなところで働きたいかをよく考えてほしいです。
学校選びに失敗すると、その先が本当に大変です。
あなたに合った場所で、楽しく働けるように応援しています!
どんな選択をしても、少なからず後悔はついてまわります。
自信を持って教えられるように、考え方の癖を直すことに力を入れてもいいでしょう。
まずは自分を理解して、選択肢を広げられると心が軽くなりますよ!
まとめ:自分の思考の癖を知っておこう
日本語教師に社会人経験は必要かどうかについて
社会人経験がなくても問題ないです。
ただし、あった方がいい人もいます。
- 自分を認められない
- 完璧主義
- 繊細さん
は、まずは立ち止まって思考の癖をみつけてみてください。
社会人経験がないことを気にしやすいので、少し気をつけたほうがいいです。
それに、日本語教師はいろんな経験が役立つので、社会人経験があるに越したことはありません。
就職して社会人経験を味方につけるのもよし。
思考パターンを変えるためにがんばるのもよし。
まずは自分を理解して、選択肢を広げていきましょう!