広告
こんにちは!
ハイキュー大好きなオンライン日本語教師のちゃそです🏐
今回はアニメ「ハイキュー!!」第3話の気になる表現に注目してみました!
特に気になったフレーズを6つ選び、その使い方を簡単にまとめています。
この記事では次の表現について解説します:
- ~だって
- これでも~
- ~わけじゃない
- ~やがる
- たかが~
- ~たら…た
アニメの名シーンを振り返りながら、日本語の魅力を一緒に学びましょう!
Amazonプライム会員なら、Amazonプライムビデオでハイキュー!!が全話無料!
>>Amazonプライム会員「30日間の無料体験」はこちら
~だって
(影山)
勝ちに必要な奴になら 誰にだってトスは上げる
でも俺は 今のお前が勝ちに必要だとは思わない
スパイクが打ちたい日向は、影山にトスくれー!とお願いしますが拒否されます。
この「~だって」は、くだけた話し言葉で「~でも」という意味です。
「誰にだって…」は「どんな人にも、例外なく・関係なく」という意味です。
勝つために必要なら、誰にでもちゃんとトスを上げる。もちろん日向にも。他の人でも。
でも、日向には今はトスを上げない。勝つために必要じゃないから。
ひどいね(´;ω;`)
お前は必要ない!と言われているようで、日向は悔しいだろうなあ
どんな人だって、できないことの一つや二つあるのに…
これでも~
(菅原)
明日の朝から俺がトス上げたろか?・・・
俺これでも烏野の正セッターだぞ
影山がトスを上げてくれない代わりに、自分が上げようかと提案するスガさん
「これでも~」は意外な事実を言うときに使います。
「意外かもしれないけど」「そう見えないかもしれないけど」という前置きです。
天才セッター影山の印象が強すぎて、日向の中ではセッター=影山になっている状況。
そんな日向に、「影山みたいな天才じゃないけど、俺もちゃんとセッターだよ。だから影山がトスあげてくれなくても俺が上げるよ」と伝えているんですね!
母のようなやさしさ…!
この記事、さらっと書いてそうでしょ?これでも5時間近くかかってるんですよ!
~わけじゃない
(日向)
どんなに仲がよくても友達でも 本当のチームメイトになれるわけじゃなかったから
中学時代、チームメイトに恵まれなかった日向。
だから「高校では自分にもバレーの仲間ができると思って楽しみにしていた」とスガさんに話しているシーン。
「〜わけじゃない」は、現在の状況や直前の発言から当然導き出されることがらを否定するのに用います。
中学時代もトスを上げてくれる人はいたんです。
でもそれは、練習のために手伝ってくれた友だちやママさんバレーの人で。
でも部活も年齢も違うから…、みんな本当のチームメイトにはなれなかった。
だから高校では本当のチームメイトにトスを上げてもらいたかった…。
なのに影山は上げてくれない…
うう…バレーを思い切りやりたくてもできなかった日向の中学時代を思うと涙が…(´;ω;`)
日本の学校にはバレー部があるけど、全ての学校で人気があるわけじゃないしね…
V-ます やがる
(日向)
何なんだ 王様って言われるたびに怒りやがって
かっこいいじゃねえか 異名
レシーブ特訓中に自己中大爆発する影山に対して「この…王様が…」と嫌味を言う日向。
それを聞いてキレる影山。それを不満に思う日向のセリフ。
「~やがる」は相手がしたことに対して、軽蔑や非難を表す表現で、主に男性が使います。
文末について「~やがって」の形になっています。
日向は「王様」という異名がかっこいいと思っています。
だから、すぐに怒る影山に対して理解できないんですね。
「なんで怒るんだよ!かっこいい異名なのに💢」とすぐに怒る影山の態度を非難して、文句を言っています。
日向は「王様」と呼ばれる理由を知らないからなあ…
影山にも辛い過去が…!?
たかが~
(月島)
そんなキバんないでさ 明るく楽しくほどほどにやろうよ
たかが部活なんだからさ
ツッキー出ました!
日向影山の特訓にちゃちゃを入れに来た月島たち。
「土曜の試合は絶対勝つから!」と熱くなっている日向を見て、冷静に、小ばかにしたように言ったシーンです。
「たかが」は対象・他人をばかにした評価を下す場合に使われます。
「たかが〇〇」は〇〇のレベルは越えないと断言しています。
今の月島にとって、部活は高校時代の楽しい思い出作りぐらいの位置づけなんです。
それ以上でもそれ以下でもない。
だから「部活程度のことだから、楽しく気楽にやろうよ」と嫌味っぽく言ってるんですね。
ツッキーは熱くなってる人が嫌いみたいだね…
たかが部活、されど部活!!!
V-たら…た
(田中)
遅刻遅刻 急いでいたら 食パンくわえた潔子さんとドーン♪
ご機嫌に歌いながら体育館に向かう田中さんの歌!
この「V-たら…た」は「偶然、発見」の意味です。
「Vをしていた。それがきっかけで…が起きた!/…を発見した。」という出来事を話します。
~たら~た<確定条件>
「XたらYた」と言う形で前後ともすでに実現していることがらを表す。
Xが成立した場面でYを話し手が新たに認識したり、それをきっかけに新しいことがらが起こったりするようなことを言う場合に使う。
Yには話し手の意志が及ばないようなことがらの出現や、それが新たに見つかった、分かったといった意味の表現が続く。
(引用:日本語文型辞典p209)
遅刻して急いでいた。すると偶然、潔子さんと出会って衝突ドーン☆
潔子さん大好き!な田中さんらしい妄想ソングですね!笑
頭から離れない!
でも、この歌のおかげで「V-たら…た」の使い方忘れないですね!
家に帰ったら大地さんがいた!キャー♡
・・・
ハイキューにハマったら、人生が変わった…!
👏👏👏
まとめ:キャラクターそれぞれの性格が魅力的!
ハイキュー!!第3話を見て気になった表現6つをまとめました。
- ~だって …~でも。くだけた話し言葉
- これでも~…意外な事実を言う前提「そう見えないと思うけど」
- ~わけじゃない…必ず~とは言えない
- ~やがる…軽蔑や非難を表す
- たかが~…対象・他人をばかにした評価を下す
- ~たら~た…偶然/発見
優しい先輩が出てきたと思ったら、嫌味な同級生が出てきた!笑
それぞれのキャラが個性的で、これだからハイキューはやめられない!
キャラクターの性格によって、話し方の幅が広がるのもおもしろいね!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
この記事がハイキューをもっと楽しむきっかけになればうれしいです。
感想やお気に入りのシーンがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
↓この記事を書くために使ったもの紹介↓