ハイキュー好きの日本語ノート【第5話】～セリフから様態「そうだ」を見てみよう～

こんにちは！

ハイキュー大好きなオンライン日本語教師のちゃそです🏐

今回はアニメ「ハイキュー!!」第5話の気になる表現に注目してみました！

特に気になったフレーズから、様態「そうだ」の使い方を簡単にまとめています。

アニメの名シーンを振り返りながら、日本語の魅力を一緒に学びましょう！

様態「そうだ」

①（木下）影山　確かにすげえけどすんごい神経すり減らしそうだな　あの精密なトス

②（縁下）日向も普通の何倍も動き回ってしんどそうだ

③（菅原）うん、でも、楽しそうだ

1年の対抗試合でどんどん速攻を試そうとする日向と影山を見て、先輩たちが話しているシーン。


この速攻を使うには、影山が、日向が跳ぶところにドンピシャにトスを上げなければいけない。

日向も影山のトスを信じて跳ぶしかないから、毎回思いっきり走ってジャンプしている。

その二人を見た先輩たちのセリフです。

さあ！ここには「そうだ」が3回も使われています👏

今回は上の２つの「そうだ」について解説します。

様子・性質の「そうだ」

②（縁下）日向も普通の何倍も動き回ってしんどそうだ

③（菅原）うん、でも、楽しそうだ

話し手が現状のモノやヒトを見て、その様子や感情、性質を推測して述べる表現です。

上の会話は、今の日向の表情や動きを見て、日向の感情や状態を推測しています。


「楽しいんだろうな」「しんどいんだろうな」と

今の日向がどういう様子かを話しています。



主に形容詞に接続します（動詞の場合もあります）

そうそう！食べてみないと本当においしいかどうかわからない。

その人の気持ちや状態も、本人にしかわからないからい。


でも、見た目から”すごくそういう風に見える”ってことを話しています。

予想の「そうだ」

①（木下）
影山　確かにすげえけど
すんごい神経すり減らしそうだな　あの精密なトス

この木下さんの「神経すり減らしそうだ」について考えてみましょう。

この「～そうだ」は、現在の状況をもとにこれから起きることの予想を表しています。



何度も精密なトスを上げる影山を見て木下さんは

「このままいくと精神すり減らすんじゃないか」

「精神すり減らしてもおかしくないと思う！」と考えています。



木下さんの頭の中では

「精密なトス＝正確さが求められる＝ミスできない＝しんどい＝神経をすり減らす」

みたいに考えているかもしれませんね。


実際に神経をすり減らすかどうかは問題じゃなくて、このまま続けると、そうなるわ！なってもおかしくない！と予想しています。

まとめ：様態「そうだ」は幅広い

ハイキュー!!第5話を見て気になった「～そうだ」の表現をまとめました。

①は日向の表情などをみて「楽しそう」「しんどそう」と日向の様子を言う

②は影山のプレーを見てその大変さから、このままいくと「神経をすり減らしそう」と予想を言う

そんな表現でした。




「そうだ」の分け方はいろいろあるうえ、私もまだ勉強中です。

いろんなものを見て参考にしてくださいね！


こちら、こせんだ先生の動画と解説がとてもわかりやすかったです。

最後まで読んでくれてありがとうございます！

この記事がハイキューをもっと楽しむきっかけになればうれしいです。

感想やお気に入りのシーンがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね！

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