『〜ている』(経験)の使い方|過去の経験が今と関わりがあるとき

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『〜ている』(経験)の使い方|過去の経験が今と関わりがあるとき
お悩みちゃん
お悩みちゃん

「アメリカには2回行っている」みたいに「~ている」が経験を表すことがありますよね?
これってどういう表現なんですか?「行ったことがある」と何が違いうんでしょうか?

オンライン日本語教師のちゃそです!

「V-ている」はいろんな意味があって迷いますよね。

この記事では「〜ている」の経験用法について解説します。



経験「~ている」

「〜ている」というと、こんな使い方をよく知っていると思います。

  • 「今ご飯を食べている」(進行中)
  • 「窓が開いている」(結果残存)

「〜ている」には他にも、過去の経験を表す使い方があります。

そして、その過去の出来事や経験が今と関わりがある場合に使う表現です。



今と関わりがある「経験」とは

「〜ている」(経験)は、過去の動作、出来事、状態を発話時(=現在)とかかわりのあるものとして述べる表現です。

言いたいのは経験そのものではなく、その経験が今の状況と関わっていることです。


例えば

  • 「彼は大学時代にアメリカに留学している。だから、英語がうまい。
  • 「わたしは10年前に一度この町を訪れています。だから、この町を知らないわけではないんです。
  • 「北海道にはもう3回も行っています。だから、観光ルートについては私に任せてください。

「V-ている」で、「留学した」「訪れた」「行った」という経験を言っています。

ですが伝えたいのは「だから英語がうまい」「だからこの町を知っている」「だから任せて」という今との関わりです。

お悩みちゃん
お悩みちゃん

伝えたいことは、経験そのものじゃないってことか!




「〜たことがある」との違い

「経験」といえば「〜たことがある」を思い浮かべる人も多いと思います。

ちゃそ
ちゃそ

わたしもその一人です!

でも「〜ている」と「〜たことがある」は違います。

それは、「今との関わりがあるか」です。

「〜たことがある」 → 過去の経験があるという事実を述べる。今との関わりは必要ない。
例:「富士山に登ったことがある」
「〜ている」(経験) → 過去の経験が今の状況と関わっているときに使う。
例:「すでに10回は富士山に登っている。だから道はわかる。



例文で確認

この2つの会話を比べてみましょう。

① 富士山に登った経験を話している
A:富士山に登ったことありますか?

B:(登ったことが)ありますよ。大変だったけど、ご来光がすごくきれいで感動しました。

A:へーいいですね。私も登ってみたいです。

→ここでは「登ったことがある」が自然です。

経験を話しているだけで、今の状況との関わりは特になくていいです。


②富士山に登った経験があるから(今)~~だ、と話している
A:一人で富士山に登るなんて、危なくない?大丈夫なの?

B:もう10回以上は登ってるんだ。だから富士山のことはよく知ってるつもりだよ。

A:それはわかるけど、、、心配だなあ

→ここでは「登っている」が自然です。

「10回以上登った経験」が「だからよく知っている・大丈夫」という今の状況と関わっているからです。

お悩みちゃん
お悩みちゃん

言いたいことは「経験」そのものじゃなくて、経験があるから今どうだってことなのか

お悩みくん
お悩みくん

同じ【経験】を表すものでも、使う場面や言いたいことで分けられるんですね





まとめ

「〜ている」(経験)のポイントはこうです

  1. 過去の出来事が今と関わりがある場合に使う
  2. 経験そのものではなく、今との関わりが大事
  3. 「〜たことがある」は今との関わりがなくても使える


「V-ている」は継続した動作・状態や繰り返される習慣などを表しますよね。

その地続きとして「今」と関わりが継続していると考えると、なんとな~く見えてくる気がします。



マンガ「ハイキュー!!」で使われているシーンも紹介しています



最後まで読んでくれてありがとうございます!

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