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「ら抜き言葉」がどうだって話、よく聞くけど…
急に説明してって言われたら、できないかも!
ら抜きって具体的になんですか?教えてください!
オンライン日本語教師のちゃそです!
日本語の使い方でよく話題になる「ら抜き言葉」について、説明できますか?
ら抜き言葉とは、「食べられる・寝られる・来られる」などが「食べれる・寝れる・来れる」のように
「ら」を抜いて使われることです。
この記事では
- 「ら抜き」になる動詞
- 現時点での「ら抜き」の扱われ方
- 授業であった間違いの例
について説明します

生徒さんに質問されても慌てないように、一緒に準備しておきましょう♪
「ら抜き」になる動詞
ら抜きとは、「見られる・出られる・来られる」などの「ら」が落ちた形です。

「見れる、食べれる、来れる」って言うよね
これらの動詞は、「2グループ動詞」と3グループの動詞の「来る」の可能形です。
(日本語教育の動詞のグループ分けについてはこちらの記事で説明しています)
「ら抜き言葉」になるのは可能形だけ
食べられる・寝られる・来られる
この「V-られる」の形は、①可能形②受身形③尊敬語の形の3つとも同じ形なんです。
①可能形 野菜は苦手だけど、この店のはおいしくて食べられた
②受身形 弟に(私の)ケーキを食べられた
③尊敬語 先輩はもう朝食を食べられた
👆この3つの中の「可能形」だけ「ら抜き」が起こります。
「食べられる」は2つの意味がある。受身と可能。最近「ら抜き言葉」がもてはやされている。「食べれる」これには可能の意味しかない。「ら抜き言葉」はある意味進化形。「食べられる」が受身だけになれば意味の分離がおこり、わかりやすくなる。「ら抜き言葉」ばんざい🙌
— well_flower (@huajing_8) March 27, 2025

受身や尊敬と区別できるし、なんだか便利な気がする…!
※日本語教育を前提に話しているので「動詞の可能形」と表現しています。
1グループ動詞の可能形と「ら抜き」の作り方は同じ
じゃあここで、1グループ動詞の可能形の作り方を見てみましょう!
1グループ動詞の「書く」の可能形は「書ける」です。
書く(kaku)→書ける(kakeru)
最後の「-u」を「-eru」に変えます。
次は、2グループ動詞の可能形を作りましょう。
食べる(taberu)→食べられる(taberareru)
「-る」を「-られる」にします。
じゃあ、2グループ動詞の可能形を「ら抜き」で作ってみます!
食べる(taberu)→食べれる(tabereru)
最後の「-u」を「-eru」に変えます。

1グループの可能形の作り方と同じだ!!
同じ活用方法で可能形が作れるなら、「ら抜き」もなんだか理にかなっていると言えそうですね…!?
「ら抜き言葉」は間違い?
ら抜き言葉は、日常会話では広く使われていますよね。

出かけるとき、「もう出られる?」より「もう出れる?」の方がよく使うかも!

私も「どこでも寝られるわ!」より「どこでも寝れるわ!」のほうがしっくりきます
交際交流基金が制作した日本語の教科書「いろどり 生活の日本語」でも初級2の第9課でら抜き言葉について触れています。
今ではテレビやアニメなど、日常会話では自然に使われることが多くなりました。
なので、一概に「間違いだ!」と目くじらを立てることはできませんよね。
ですが、試験や公式の場などでは、今はまだ誤りとされています。
実際に、ら抜き言葉を気にする人もいます。
ら抜きを不快に感じる人がいるのもまた事実。

友人が海外でドラマ翻訳の仕事をしたとき、ら抜きを使っていたためクレームが入った、という話も聞きました
”言葉は生き物”といわれています。
将来的には「ら抜き」が正式な形になる日が来るかもしれません!
でも…今のところはまだ
ビジネスや公の場では「ら抜き」を使わないように注意しておいたほうがよさそうです。
生徒さんの「ら抜き言葉」の誤用例
授業中にあった「ら抜き」に関する話を紹介します!
よく勉強されているある生徒さんと、こんな会話をしました。

この前、母に怒れてしまいました

そこは、「怒られてしまいました」ですよ

え、でも日本人は「ら抜き言葉」を使いますよね?
生徒さんは、とても不思議な様子です。
どうしてこのミスが起きたのでしょうか?
- 「怒る」は1グループ動詞
- 「母に怒られる」は受身形

2グループ動詞や「来る」の可能形じゃないから、ら抜きにはできないんだね
生徒さんは、「ら抜き言葉」が広く使われていることを知っていました。
なので、自分も使ってみようと思ったのですね。

ナイスチャレンジだね!
ですが、ら抜き言葉が
- 2グループ動詞の可能形
- 「来る」の可能形
で使うということまでは理解していませんでした。
この生徒さんの場合は、とにかく「ら」を抜けばいいと思っていたのです。

この後説明して、ちゃんと納得してもらました👏
まとめ:ら抜きは「2グループ」動詞と「来る」の可能形
ら抜き言葉について紹介しました。
ら抜きが起こるのは
- 2グループ動詞の可能形
- 来る(3グループ動詞)の可能形
でした。
日常会話では広く使われていますが、まだ正式には認められてはいません。
場面や状況を判断して、使い分けたいですね!
この記事を書くのに参照したもの、サイトなど
ありがとうございます!