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オンライン日本語教師のちゃそです🏐
『ハイキュー!!』を読んでいて、気になった表現を紹介します。
今回取り上げるのは、影山飛雄のこのセリフです!
引用:『ハイキュー!!』第20巻 第172話 スタミナ勝負(古舘春一/集英社)
・・・?
・・・俺が何かに絶望するとしたらバレーができなくなった時だけだ
今回は、この「~としたら」という表現に注目してみます!
- この記事で扱う日本語表現
- ~としたら
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「~としたら」の意味
「AとしたらB」の形で、Aということを仮に想定して、その場合についてBと考えたり、判断したりするときに使います。
例を見てみましょう
A:旅行行きたいなあ~
B:えームリだよ。時間もないし、何よりお金がない!
A:まあそうなんだけど・・・でも、行くとしたら、どこに行きたい?
B:そうだなあ~ヨーロッパに行ってみたいなあ

ほかにも、こんな使い方があります。
彼が本当に犯人だとしたら、大変なことになります。
一つだけ願いがかなうとしたら、今の仕事を辞めて、好きなことだけをして生きていきたいです。

仮に考えてみて、その時どうするかなどを話す言い方ですね
ハイキューのセリフから「~としたら」を考える
影山のセリフに戻ります。
場面は、春高予選、決勝戦。
相手は絶対王者の白鳥沢学園。
そして、烏野にとって初めての5セットマッチです。
選手たちにも少しずつ疲れが見えてきます。
特にセッターの影山は、誰よりも多くボールに触れるため、その疲れも大きい。
引用:『ハイキュー!!』第20巻 第172話 スタミナ勝負(古舘春一/集英社)
そして、4セット目の終盤。 試合は再びデュースになります。
そこで天童が、疲れている影山を煽ります。
「バテバテセッター君には絶望のデュースかな?」
それに対し、影山の答えがこのセリフです。
引用:『ハイキュー!!』第20巻 第172話 スタミナ勝負(古舘春一/集英社)
・・・?
・・・俺が何かに絶望するとしたらバレーができなくなった時だけだ

かっこいいぜ、影山ーー!!!!✨
ここでの「~としたら」は、「俺が何かに絶望する」ということを仮に考えてみると、という意味です。
影山は「絶望する」ということを、現実に起こることとして考えているのではなく、いったん仮の話として考えています。
ここで面白いのが、最初の「……?」です。
天童に「絶望のデュース」と言われても、影山には今の状況が全く絶望とは結び付いていないのです!
そこから「俺が何かに絶望するとしたら」と始まるので、「絶望することなんて、そもそも自分にはほとんどない」というような響きが出ています。

あくまでも「絶望する」ことは、「仮に」の話なんだね!!
しかも、影山にとっては「バレーができなくなった時」以外に絶望することはない。
つまり、バレーをしている間は、まず絶望することはない!ということです
バレーの天才、バレー大好きバレーバカの影山から出るのにふさわしいセリフですね!

最初の「・・・?」は、バレーしている最中に絶望???と不思議にでも思っているのかもしれませんね🏐

これにはさすがの天童も、「どいつもこいつも妖怪みてえ」と言っちゃってるね!
まとめ
「~としたら」は、Aということを仮に想定して、その場合についてBと考えたり、判断したりするときに使います。
影山のセリフでは、「俺が何かに絶望する」ということ自体を仮の話として置いています。
だからこそ、「俺が何かに絶望するとしたら、バレーができなくなった時だけだ」
この言葉からは、「俺が絶望することなんて、そもそもほとんどない」という影山らしい強さが感じられます。
「~としたら」は、こんなふうに、現実に起こることとしてではなく、仮にそうだと考えて、その場合について話すときに使われます。
この文型を理解すると、このシーンがより深く見えてくるように感じます!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
感想やお気に入りのシーンがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
この記事を書くために使ったもの紹介
引用元について
本記事で使用している画像・セリフは著作権法第32条に基づき、教育・批評を目的として引用しています。
- 作品名:『ハイキュー!!』
- 著者:古舘春一
- 出版社:集英社
- 引用巻数・話数:第20巻 第172話 スタミナ勝負


