広告
オンライン日本語教師のちゃそです🏐
『ハイキュー!!』を読んでいて、気になった表現を紹介します。
今回取り上げるのは、西谷夕のこのセリフです!
引用:『ハイキュー!!』第21巻 第187話 昼の月(古舘春一/集英社)
太ももがはち切れようとも空中戦は頼みます
今回は、この「~ようとも」という表現に注目してみます!
- この記事で扱う日本語表現
- ~ようとも
Amazonプライム会員なら、Amazonプライムビデオでハイキュー!!が全話無料!
>>Amazonプライム会員「30日間の無料体験」はこちら
「~ようとも」はどんな表現?
「~ようとも」は、「~ても」の書きことば的な言い方です。
動詞の意向形に「とも」がついた形です。
「~ても」より少し古めかしいニュアンスがあります。

「たとえ」「どんなに」などと一緒に使われることが多い表現です
例を見てみましょう
①皆にどんなに反対されようとも、決めたことは実行する。
②たとえどんなことが起ころうとも、彼からは一生離れない。
①「皆にすごく反対される」と聞くと、「決めたことを実行するのは難しい」と思うかもしれません。
でも、この文では「それでも、決めたことは実行する」と言っています。
②は、例えば「何か大変なことが起こったら、彼から離れるかもしれない」と思いますよね。
でも、この文では「どんなことが起こっても、彼からは一生離れない」と言っています。
このように、前の内容から「こうなりそう」と思うこととは違うことを表すのが、逆接条件「ようとも」です。

マンガのあらすじで「~ようとも」が使われていたよ↓
中学3年生の山咲清一郎は、通称“ゴジラ”と呼ばれる岸壁を登攀することを夢見て、何度落ちようとも来る日も来る日も挑み続けていた。
引用:マガポケ【ザ・ボルダー】

「何度落ちても、それでも挑み続けていた」ということだね!
それでは、『ハイキュー!!』では、どのように使われているのでしょうか。
ハイキューのセリフから「~ようとも」を考える
今回取り上げるのは、春高予選の決勝戦、烏野高校vs白鳥沢高校の試合です。
試合も終盤、烏野高校にとっては初めての5セット目。
ここまで激しい試合を続けてきた選手たちは、みんなかなり疲れています。
スパイクを打つにも、レシーブをするにも、とにかく足が動かない。
引用:『ハイキュー!!』第21巻 第187話 昼の月(古舘春一/集英社)
もうダメかもと思ったその時、西谷のスーパーレシーブが炸裂します!
そして、なんとか烏野のマッチポイントに持ち込みます!!
引用:『ハイキュー!!』第21巻 第187話 昼の月(古舘春一/集英社)

のやっさああああああん!!!!✨
澤村が「サンキュー西谷・・・!」と声をかけたところで、西谷が言うのがこのセリフです。
引用:『ハイキュー!!』第21巻 第187話 昼の月(古舘春一/集英社)
烏野には俺ありっスから!
でも俺にもできない事がある
だから無理を承知で言います太ももがはち切れようとも空中戦は頼みます
西谷は「無理を承知で言います」と前置きしています。
その上で、「たとえ太ももがはち切れるほどの限界状態でも、空中戦は頼む」と仲間にお願いしています。

みんなの足が動かなくなるほど疲れている状況もわかっている中での頼みなんですよね
「~ようとも」は、「~ても」より少し古めかしいニュアンスがあるといいましたね。
表現の硬さによって、この状況での西谷の真剣さや男気が、より伝わってくるように感じます!

ノヤさんが使うことで、なんかしっくりくる気がする!

男同士の頼みだ!!みたいな感じ!💪
まとめ
今回は、西谷の
太ももがはち切れようとも、空中戦は頼みます
というセリフから、「~ようとも」を考えました。
「~ようとも」は、「~ても」の書きことば的な言い方。
少し硬い表現ですが、マンガのセリフの中で使われると、状況似合った表現でキャラクターらしさが見えてきました。
『ハイキュー!!』には、文法だけでなく、「このキャラクターがこの言い方をするからこそ、なんかいい」と思える日本語がたくさんあります。
今回の「~ようとも」も、そんな表現の一つだと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
感想やお気に入りのシーンがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
この記事を書くために使ったもの紹介
引用元について
本記事で使用している画像・セリフは著作権法第32条に基づき、教育・批評を目的として引用しています。
- 作品名:『ハイキュー!!』
- 著者:古舘春一
- 出版社:集英社
- 引用巻数・話数:第21巻 187話 昼の月



