直接受身とは?|受身文の種類①

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直接受身とは?|受身文の種類①
お悩みちゃん
お悩みちゃん

直接受身ってどんな受身なのか、もっとちゃんと知りたいです!
受身の中で一番基本って感じがするんだけど、どんな表現なんだろう?

オンライン日本語教師のちゃそです!

受身の種類を整理したとき、一番最初に出てくるのが「直接受身」です。

ですが、いざ説明しようとすると、どう伝えればいいか迷うことがありませんか?

この記事では、直接受身がどんな受身文なのかを見ていきます!



受身の種類(直接・間接・持ち主)につていは、ざっくりとこちらにまとめています↓




直接受身とは

直接受身とは、動作や行為の影響を直接受けた「された側」を主語にして語る表現です。



次の文を見てください↓

先生が 学生を 叱りました。

この出来事には「叱った人(影響の与え手)=先生」「叱られた人(影響の受け手)=学生」がいますね。

  1. 先生が学生を叱った。(能動文)
  2. 学生が先生に叱られた。(直接受身文)

①も②も出来事は同じでも、どちらの視点から語るかによって、文の形が変わります。
(これをヴォイスと言います)


直接受身とは、「された側(=影響の受け手)」を主語にして語る表現です。

お悩みちゃん
お悩みちゃん

「された側」の立場・視点になるっていうのはわかったけど、なぜわざわざ受身を使うの??

影響の受け手(された側)のほうが重要だと考えているときに受身にするのです!

①先生が私を褒めた。

②(私は)先生に褒められた。

①も②も出来事は同じですよね。

ですが、②は影響の受け手(今回なら私)のほうが重要だと考えているのです。

だから、受身にして私の立場・視点から話しています。

お悩みくん
お悩みくん

受け手が「私」なら、自分より重要なものはないから受身になるよね✨




もちろん、影響の与え手(今回なら先生)の方が重要な場合もあります。


いつもは人を全く褒めない先生が、私のことを褒めたとしましょう!

ちゃそ
ちゃそ

『あの人を褒めないで有名なあの先生が!人のことを褒めた??!!!』と思いますよね(笑)

先生がした事のほうが重要だと考えるなら、

先生が私を褒めた!!!!!!

と、能動文のままのほうがしっくりきますね。


チェックポイント

影響の受け手(された側)のほうが重要だと考える場合、受身文にする



受身文については、おおまかにこちらに書いています↓




使う動詞は「他動詞」

直接受身は、影響を受ける側を主語にして語る受身です。

影響を受ける側が主語になるためには、そもそも「影響を受ける対象」がある動詞じゃないとダメですよね!

その動詞が他動詞です。

他動詞対象例文
叱る学生を先生が学生を叱った
ほめる子どもを親が子どもをほめた
話しかける私に知らない人が私に話しかけた
愛する家族を田中さんが家族を愛している
お悩みちゃん
お悩みちゃん

影響を受ける人の立場から語るのが受身だから、他動詞が必要なんだね!


他動詞についてはこちら↓




受身=「迷惑」とは限らない

受身というと「〜されて困った」という迷惑なイメージがありませんか?

お悩みちゃん
お悩みちゃん

「~された」ってなんか嫌なことがあったときに使うイメージがある…


確かに迷惑なことを話すときにも使われます。

でも、直接受身はマイナスの意味とは限りません。

直接受身は、いいことにも悪いことにも、またどちらでもないことにも使えます。

  • 恋人にプロポーズされた♡(うれしい)
  • 友だちに「かっこいい」と言われた✨(うれしい)
  • 知らない人に怒鳴られた。(嫌な)
  • 先生に呼ばれた。(どちらでもない?)
  • 人に道を聞かれた。(どちらでもない)

直接受身は、いいことにも悪いことにも、またどちらでもないことにも使えますね!

お悩みくん
お悩みくん

「受身=迷惑」じゃないんだね!





無生物が主語になる直接受身

直接受身で、主語が人ではなくモノ(無生物)になることもあります。

書きことばやフォーマルなお知らせなどで見かけます。

  • この建物は2年前に建てられました。
  • 20時から花火大会が行われます。

国際交流基金の無料テキストいろどり初級2 第13課でも、イベントのアナウンスとして次のような文が出てきます。

7月14日、「ひかりホール」において、コンサートが開催されます

お悩みくん
お悩みくん

日常会話ではもっとカジュアルに「コンサートがあります」と言うことが多いよね

いろどりはこちらから見られます↓


このような受身文については、またまとめる予定です(非情の受身)




動作主の格(に・によって・から)

直接受身で「誰がしたか(動作主)」を表すときは、基本的に「に」を使います。

学生が先生叱られた。

ちゃそ
ちゃそ

叱った人(動作主)は先生ですね



ですが、動詞によっては「によって」や「から」を使うことがあります。
(「に」も「から」もどちらも使える場合もあります。)

  1. 金閣寺は足利義満によって建てられた。(作った人を言いたい)
  2. 彼女はみんな{から/に}愛されている
お悩みちゃん
お悩みちゃん

①はなんか、すごく硬い感じがするね。学生時代に英語の訳を読んだときみたいな笑


このような助詞の使い分けについてはこちらにまとめています↓





まとめ

直接受身について説明しました。

  • 「された側」を主語にして語る
  • 他動詞を使う
  • 意味は迷惑とはかぎらない
  • 人でもモノでも主語にできる


直接受身は、授業の中で最初に出てくる形です。

「した人側の立場で話すか、された人側の立場で話すか」

その違いが出発点です。

この「視点の話」がベースになります。



ちなみに、直接受身の仲間として「持ち主の受身」を含める考え方もあります。

詳しくはまたまとめます。



私もまだまだ勉強中です!よかったら一緒にがんばりましょう。





最後まで読んでくれてありがとうございます!

この記事を書くのに参考にしたもの

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