「ごろ」と「ぐらい」の違い|「15分ごろかかります」はなぜダメ?

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「ごろ」と「ぐらい」の違い|「15分ごろかかります」はなぜダメ?
お悩みちゃん
お悩みちゃん

生徒さんが「駅まで歩いて15分ごろかかります」と言いました。

「15分ぐらいかかります」と言いたいのはわかるんだけど……
「ごろ」も「ぐらい」も、「だいたい・おおよそ」という意味ですよね?

何が違うんだろう?

オンライン日本語教師のちゃそです!

私が担当している中国人の学習者は、よく「ごろ」と「ぐらい」を混同しています。

今回は「ごろ」と「ぐらい」の違いがすぐ説明できるように、違いを調べてみました。



「ごろ」と「ぐらい」の違い

「ごろ」は、時(時刻など)を大まかに表すときに使います。

「ぐらい」は、数や量などを大まかに表し、時間の長さを表すときにも使います。

お悩みちゃん
お悩みちゃん

「ごろ」は(とき)、「ぐらい」は時間の長さにつくってことかな?

実際の文で確認してみましょう!



「15分ごろかかります」はなぜダメ?|例文で確認

まず、この文を見てください。どっちが正しいですか?

駅から歩いて15分{ぐらい/ごろ}かかります。

お悩みちゃん
お悩みちゃん

これは、「15分ぐらい」が正しいよね?

この「15分」は、時刻ではなくて、時間の長さを表していますね。

なので、「ぐらい」をつけます。



では、次の文はどうでしょう?

明日は多分、1時{ぐらい/ごろ}には出発できると思います。

お悩みちゃん
お悩みちゃん

これは、どっちもいいと思う!

そうなんです。


ただし、「ぐらい」で時刻を表す場合は助詞「に」を必ずつけます。

時刻であることをはっきりさせるために「に」という助詞を必ずつけなければなりません。

⭕ 7時ぐらい起きました。

❌ 7時ぐらい起きました。

お悩みくん
お悩みくん

時刻に「ぐらい」をつけるときは「ぐらい」の形で使うんだね




「ごろ」と「ぐらい」は、何につく?

そもそも、「ごろ」や「ぐらい」はどんなことばなのでしょうか?


これは、「概数表現」という、“おおまかな数値を表すために用いるもの”です。

2つは、どのように使われるのでしょうか?



「ごろ」は、ある時を大まかに指します。

→「1時ごろ」 「学生のころ」 「このごろ」のように、ある時につきます。


一方、「ぐらい」は、数や量を大まかに表します。

→「10個ぐらい」 「30人ぐらい」 「15分ぐらい」のように、数や量、時間の長さにつきます。

お悩みちゃん
お悩みちゃん

『ぐらい』のほうがつく言葉が多いみたいだね

お悩みくん
お悩みくん

そもそも、表すものが違うんだね


では、「7時ごろ」と「7時ぐらい」はどうでしょうか?


※日本語文法ハンドブックにはこんな説明がありました。

最近の若い人の中にはおおまかな時刻を表すときに「ころ」の代わりに 「ぐらい」を使う人もいます。

ただし、「ぐらい」は時間の長さの概数を言うのに適した形式ですので、時刻であることをはっきりさせるために「に」という助詞を必ず用いなければなりません。

参照:初級を教える人のための日本語文法ハンドブック

これを見ると、「〇時ぐらい」は、割と最近の使わるようになったものなのかもしれませんね!

ちゃそ
ちゃそ

言葉は生きものですから、だんだんと使い方が変わってくるものもありますよね




まとめ

「ごろ」と「ぐらい」について、時刻や時間の長さについて話す場合の違いを見てきました。

「ごろ」はある時、「ぐらい」は数・量・時間の長さにつきます。

7時ごろ起きました。

15分ぐらいかかります。


ただし、「ぐらい」は時刻にも使えましたね。

その場合は、時刻であることをはっきりさせるために「に」をつけます。

7時ごろ行きます

7時ぐらい行きます



学習者に伝えるときは、

  • 【〇時】+ごろ
  • 【時間の長さ】+ぐらい

と伝えると、説明しやすいと思います。




私もまだまだ勉強中です!よかったら一緒にがんばりましょう♪



最後まで読んでくれてありがとうございます!

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