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家を離れることを、「家を出る」とも「家から出る」とも言いますよね?
助詞はどちらでもいいんでしょうか?何か違いがありますか?教えてください~!
オンライン日本語教師のちゃそです!
「を」と「から」は、どちらも離れて移動するときの場所を表すことができます。
でも、いつでも入れ替えて使えるわけではありません。
この記事では、「を」と「から」の違いを、例文を見ながら整理していきましょう
「を」と「から」どちらも使える場合

次の文を見ましょう。
①船が港を出る。
② 台風が来たので、船は座礁を避けるために港から出た。
「港を出る」と「港から出る」は、どちらも、船が港を離れることを表していますよね。

「を」と「から」の違いは何なんだろう?
「を」を使うと、港を離れて、その後も移動することが伝わります。
「から」は、どこから移動が始まるのか(移動のスタート地点)を表します。
どちらも使えますが、まったく同じ意味というわけではありませんね。
ポイント
- 「を」=そこを離れて、その後も移動することが伝わる
- 「から」=どこから移動が始まるのかを表す

伝えたいことが少し違うんだね
「を」しか使えない場合

ここまでは、実際に場所から場所へ移動する場合について見てきました。
では、「出る」は別の意味で使われる場合があります。
次の文を見てみましょう。
①毎朝7時に家を出る。
②20歳になったら家を出る。
どちらも「家を出る」という表現ですが、意味が違いますよね。

①は出かける、②は独立したり家出するって意味だよね!
家から外へ出かける、という意味なら
家を出る。
家から出る。
のどちらも使えます。
ですが、「家出する」という意味で「家を出る」と言う場合は、「を」しか使えません。
同じように、「卒業する」という意味の「大学を出る」も、「を」しか使えません。
家{○を/✕から}出る。(家出の意味で)
大学{○を/✕から}出る。(卒業の意味で)
「から」を使う場合

「から」は、「を」よりも広く、起点を表すことができます。
「から」は、どこから移動が始まるのか(移動のスタート地点)を表します。
そして、無生物(人や動物などの生き物ではないもの)が主語の場合、「から」の方が自然になります。
煙が煙突{〇から/✕を}出ている。
※「船」のような擬人化されやすい乗り物は、「船が港を出る」のように「を」を使うことがあります。
まとめ
「を」と「から」は、どちらも離れて移動するときの場所を表すことができます。
違いをまとめましょう
| | |
| 基本的な使い方 | 「出る」「離れる」と一緒に使って、移動する起点を表す | 起点を表す |
| 伝わること | そこを離れて、その後も移動することが伝わる | どこから移動が始まるのかを表す |
| 置き換えできない例 | 学校を出る(卒業の意) | 煙が窓から出る(無生物主語) |

どちらも『離れる場所』に使えるけど、使い方や伝わることが少し違うんだね
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