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オンライン日本語教師のちゃそです🏐
日本語表現から「ハイキュー!!」を考察するのが好きなのですが
今回気になったのが烏野高校2年の木下久志のセリフです。
一瞬だけでも ヒーローになれるんじゃないかって 勘違いしてたんだなあ

このセリフを読んだとき、心臓がぎゅってなりました。
ヒーローに憧れる気持ちって、誰にでもあると思います。
でも実際にヒーローになれるのって、一部の人だけですよね。
多くの人がどこかで木下みたいな瞬間にぶつかったことがあるんじゃないかな、と。
そのとき、ふと気になったんです。
このセリフ、「なあ」があるのとないのとでは結構変わりますよね?

「勘違いしてたんだ」だと、今気づいた、という感じがするかも?

でも「勘違いしてたんだなあ」だと、木下の表情と合わさって、いろんな感情がうわっと沸き上がってくるような感じがする!
そこで日本人なら感覚でわかるこの違いを、ちゃんと調べてみたくなりました。
- この記事で扱う日本語表現
- 終助詞「なあ」(詠嘆)
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「勘違いしてたんだなあ」
春高バレー2試合目、稲荷崎戦。
木下久志はピンチサーバーとして投入されます。
でもサーブは止められ、その後スパイクも決められてしまいます。
すぐメンバーチェンジとなり、ベンチに戻る木下。
その心の中のセリフがこれです。
引用:『ハイキュー!!』第31巻 第277話 多勢に無勢(古舘春一/集英社)
キョーレツな1年を見て
すげえってコーフンして
でも自分とは違う”人種”だしって思って…でも自力でヒーローになった山口・田中
いざって時かり出されて きっちり仕事した成田・縁下
西谷や影山みたいになれなくても俺もどっかで 何か劇的な活躍ができるんじゃないかって
一瞬だけでも ヒーローになれるんじゃないかって
勘違いしてたんだなあ

改めて読んでも、泣ける(´;ω;`)
終助詞「なあ」ってどんな表現?
「なあ」は詠嘆(えいたん)を表す終助詞です。
詠嘆とは、ある事態を認識したことで引き起こされる感情の高まりを表す表現のこと。
「ああ、おいしいなあ」「疲れたなあ」のように、感情がじわっと出てくるときに使います。
そして「なあ」は基本的に独り言や心の中の言葉です。
誰かに伝えることを意図した表現ではないので、普通形に接続するのが基本です。

「勘違いしてたんだなあ」→ ちゃんと普通形接続になっていますね
「なあ」から見える、木下久志の感情
自分とは違う人種と思っている1年コンビや西谷だけならまだしも
周りを見ると、(言い方は悪いですが)超人たちに比べると平凡だと言える田中も、ベンチ組の山口も成田も縁下も、それぞれ成果を出しています。
もしかしたら自分でも、一瞬だけでもヒーローになれるかも…!と期待する気持ち、わかります。
でも現実は甘くなく、自分は役目を果たせなかった。ヒーローになれなかった。

少しでも期待してた分、ショックは大きいだろうな💦
引用:『ハイキュー!!』第31巻 第277話 多勢に無勢(古舘春一/集英社)
「勘違いしてたんだなあ」は
恥ずかしさ、悔しさ、みじめさ、現実を突きつけられた感覚…
いろんな感情がじわっとこみあげてきた瞬間なんだろうと思います。

木下の表情も相まって、読んでいてこっちまで胸がつまる感覚になりました😭
まとめ:「なあ」から感じる感情の高まり
ハイキュー!!木下久志の「勘違いしてたんだなあ」のシーンを、終助詞「なあ」から読んでみました。
終助詞「なあ」は、詠嘆を表す表現です。
ある事態を認識したことで引き起こされる感情の高まりを表し、独り言や心の中の言葉として使われます。
そんな「なあ」の意味と機能を知ってから読むと、木下の感情がもっと強く伝わってくるような気がしました!
引用:ハイキュー!! ファイナルガイドブック 排球極! (古舘春一/集英社)

マンガらしい超人キャラだけじゃないのがハイキューの魅力ですね

この後、自分の思った形じゃないかもしれないけど、木下さんもちゃんとヒーローになります!✨
最後まで読んでくれてありがとうございます!
感想やお気に入りのシーンがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
この記事を書くために使ったもの紹介

この本で「なあ」のセクションを読んだ時、「ほお~おもしろいなあ」と自然に「なあ」を使ってました笑 おすすめです!
引用元について
本記事で使用している画像・セリフは著作権法第32条に基づき、教育・批評を目的として引用しています。
- 作品名:『ハイキュー!!』
- 著者:古舘春一
- 出版社:集英社
- 引用巻数・話数:第31巻 第277話 多勢に無勢




