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オンライン日本語教師のちゃそです!
外国語を学ぶ時、テキストの内容は大事です。
さらに、リアルな会話に触れることもとても大切です。
もしあなたが外国語をネイティブ教師に習うなら、何を期待しますか?
- ネイティブが実際の生活で使う表現を知りたい
- 会話で自然な表現のバリエーションを増やしたい
- カタカナ発音じゃない良い発音を知りたい・慣れたい
自分が外国語を勉強した時にもこんな経験はありませんか?
オンラインなら、現地にいなくても色んなネイティブ教師と会話練習できます。
これは、学習者にとって大きなメリットになるはずです。
そのために、ネイティブ教師ができることを解説していきます!
極めていけば、人気講師になったり学生さんの信頼を得られるようになります!
日本人(日本語ネイティブ)教師に求められていること
それは、「日本人なら自然にわかること・使っていること」を伝えること!
- 日本人は、こんな時どう言うの?
- もっと自然な言い方や表現のバリエーション
- 相手に誤解を与えないようなイントネーションやアクセント
日本語能力が高い外国人教師はたくさんいます。
複雑な文法や表現は、外国人教師から媒介語で習った方が理解しやすいです。
それに今は、アプリやネットで独学することもできます。
じゃあ、私たちは、日本語ネイティブだからこそ出来ることをやっていきましょう!
日本語ネイティブが普段の生活で自然に使っている表現こそが、学習者が知りたいことだったりします。
日本人は、こんな時どう言うのか
日本語の会話でよく話題になるのが「あいづち」や「返事」です。
言われていることはわかるけど、どう返事していいかわからない・・・
こんな学生の悩みもよくあります。
例えば、あなたの住んでいる町について話しています。
面白そうな観光地やおいしそうな食べ物について話しました。
相手が「わ~!いつか行ってみたいです」と言われたら、どう答えますか?
- ぜひ来てください~!
- ぜひぜひ!
- 来た時は、おいしいものごちそうしますよ!
他にもいろんなこたえ方があると思います。
実はこういうのが、学生にとって案外難しかったりします。
「何て言えばいいのかな?」と悩んでしまったり、ワンパターンになってしまったり…。
そんなときにいろんな言い方を伝えられるのも、ネイティブ教師だと思います。
日本語ネイティブなら、教科書だけにとどまらず、実際によく使う表現を取り入れることができます!
こちらのYouTube『Meshclass』さんは、自然な会話になるようなコンテンツがたくさんあります。
学習者だけでなく、教師もたくさんヒントを得られます!
自然な表現や言い回しを伝える
学生と会話していると、文法的には合っていても、ちょっと不自然に感じることがあります。
少し変えていますが、これは実際に私の授業であったことです。
一緒に考えてみてください。
- 「先週、旅行で西表島に上陸しました。」
- 「先輩はバスでお帰りになるんですか?」
- 「髪の水分をタオルで拭き取って乾かしてから、ヘアオイルを塗布します。」
- 「風邪を引いた時は、熱い水を飲むといいですよ」
どうでしょうか。違和感を覚えないものもあると思いますが、状況や場面背景についても考えてみましょう!
①「上陸しました」⇒「行きました」
確かに「上陸した」なんですが・・・
自分が旅行したことを話すなら、「遊びに行きました」とか「行きました」といいますよね。
「台風が上陸する」は、ニュースでもよく聞きます。
他にも海外のお店が日本に初出店する時などに聞きますよね。
「人が上陸する」はニュースや歴史について話す時に使うことが多いです。
辞書で調べた言葉をそのまま使うと、日常会話では不自然に感じることも
②「お帰りになる」と「帰られる」
「先輩はバスでお帰りになるんですか?」
間違いでもなく、とても丁寧な表現ですよね。
でも、会社で仲が良い先輩と話す場合「お帰りになる」と「帰られる」どちらをよく使いますか?
会社の雰囲気や周りの人によって違うと思いますが・・・。
「れる・られる」もよく使うので、どちらも伝えておくといいと思います!
あまり歳の離れていない後輩に「お帰りになるんですか?」と言われると「おお!」と、びっくりしちゃうかも
「れる・られる」の尊敬語も実際はよく使っていることは、特に日本に住んでいる人なら実感していると思います
こちらの本の「使わない敬語を教えていませんか」というトピックで詳しく解説されています▼
③詳しく説明するのか、友だちと楽しく話すのか
「髪の水分をタオルで拭き取って乾かしてから、ヘアオイルを塗布します。」
きれいな文章ですよね。
でも、もしこれが友だちとヘアケアについて話している場面なら何と言いますか?
「しっかりタオルドライしてから、ヘアオイル塗るよ」とかかな?
「髪の水分をタオルで拭き取って乾かす」を「タオルドライする」でも表現できます。
一言で伝わる表現があれば、それを使えば楽ですよね!
それから「塗布します」より「塗る」の方が友だちと話す時にはよく使いそうです。
学生に余裕があるなら、よくつかう表現も一緒に伝えると喜んでもらえます!
④「熱い水」は「お湯」?
「風邪を引いた時は、熱い水を飲むといいですよ」
私の学生はほぼ中国人ですが、中国の方は温かいものをよく飲みます。
冷たいものは体を冷やすので、お水よりお湯をよく飲むんだそうです。
健康についての話題になると、よくこの「熱い水」が出てきます。
また、日本人なら「お湯を飲む」もいいですが「白湯(さゆ)」を使いませんか?
健康のために白湯を飲んでいる記事を、SNSや雑誌でも見かけることがあります。
せっかくなら「白湯(さゆ)」も伝えるといいと思います。
ちなみに中国語で「湯」=「スープ」、「白湯」は「パイタン」というスープの一種です。
この話題はちょっと盛り上がるのでおすすめです!
間違いやすい発音を伝える
日本人にとって、中国語の発音を覚えるのって難しいですよね。
同じように、中国人にとっても難しいことがあります。
まずは楽しく話すことが大前提ですが、発音を良くしたい学生さんも多いです。
単語だけではなく、文全体のイントネーションで気持ちを伝えることもできます。
教科書で文字を読むだけではわからない時こそ、ネイティブ教師の出番です!
私は外国語を話すとき、伝わるなら訛りがあってもいいと思っています!でも、誤解を生みそうな発音だったり、学生さんのニーズによってはしっかり伝えた方がいいです。
↑YouTubeの李姉妹chでは、中国人と日本人の視点から解説してくれます!
中国人がわからない・難しいと思うところを楽しく知ることができます。
まとめ:ネイティブだからできることをしよう!
ここまではほんの一例ですが、授業をしているといろんな状況にあいます。
学生のレベルや興味によって、どこまで・どうやって伝えるか決めています。
日本で生活していないと、なかなか出会わない表現もあります。
それを伝えられるのも、ネイティブから学ぶメリットだと思います。
今は日本に行かなくても日本語が上手な人がたくさんいます。
一人でも勉強できるツールが山ほどあります。
そんな中で学生さんは、わざわざお金を払って日本人の授業を取ってくれているんです。
私たちネイティブだからこそ、できることを提供できるといいですね!
ネイティブ教師がやりがちな嫌われる特徴も合わせてどうぞ▼