広告
オンラインで日本語を教えたいと思っています。
実際に働いているのはどんな人が多いですか?自分にもできるかどうか知りたいです!
オンラインでは日本語を勉強している人・勉強したい人がたくさんいます!
私は2019年~中国の「早道日本語ネットスクール」でオンライン日本語教師として働いています。
働いてみてわかった、オンライン日本語教師に【向いている人・いない人】の特徴をまとめました!
早道日本語ネットスクールについて詳しく知りたい方は こちらの記事をご覧ください▼
オンライン日本語教師に向いている人
- 学習者の国に興味を持てる人
- 媒介語(外国語)が使える人
- 日本語教育の資格がある人
- 日本の習慣だけにこだわらず、臨機応変に対応できる人
- 相手の気持ちをくみ取る努力ができる人
ひとつずつ見ていきましょう!
学習者の国に興味を持てる人
学習者とは、日本語を勉強する学生さんのことです。
その学生さんの国について知るということです。
海外が大好きで仕方がない!という必要はありません。
その国の風習や地域の特徴を、レッスンしながら調べられればいいです。
例えば、中国の新年について知っていることはありますか?
- 中国のお正月は「春節(しゅんせつ)」と呼ばれている
- 北の方では水餃子を食べる習慣がある
- 南の方では魚や鶏肉などのごちそうが並ぶ習慣がある
- 赤い飾りを飾る
これだけのことがわかっていれば、授業中の会話の種になります!
伝えたいのに日本語で言えない学生さんに、手を差し伸べるヒントにもなります。
知っていても、知らないふりをして会話を展開させることもできます!
ちょっとした知識があるだけで、授業を盛り上げられるんだね!
媒介語(外国語・英語など)ができる人
必須ではないですが、できたほうがいいです!
私はできませんが、少しずつ勉強しています。
例えば、わたしの学生さんはほとんど中国人ですが
中国語をそのまま日本語に訳してしまって、起きる誤用があります。
それを知っていれば、ミスの原因に気付くことができます。
例えば
生徒さんはよく「電気をつける・消す」⇒「電気を開ける・閉める」と言います。
中国では「つける・消す」を「開・閉」と表現するからです。
中国語が話せなくても、間違いやすい部分を知っていればいいんです。
授業中によく使う言葉だけでもわかっていると、初級授業をスムーズに進められます。
日本語との比較できれば最高です!
日本語教育の資格がある人
媒介語が使えない人は特に、日本語教育について知っておいたほうがいいです。
働き始めてからでも遅くはないです。
媒介語がつける人も、油断はできません。
基本的に授業中は日本語を使うことになっています。
日本語を練習したいのに、媒介語ばかり使われるとげんなりする人もいます。
正直、誰でも「日本語教師」になれると思います。
でも効率的に考えながら教えるには、やっぱり知識が必要です。
今勉強しておけば、将来オンライン以外でも働けるチャンスにつながります!
日本語教師の資格について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください▼
日本の習慣だけにこだわらず、臨機応変に対応できる人
私の所属しているスクールは、完全な中国の企業です。
運営側は、日本人教師にかなり配慮してくれています。
それでも、日本とは対応が違うこともあります。
その時に「日本ではありえない!」とぷんすかする人はNG!
国が違えば習慣も違います。
お互いに尊重しあうことが大切です。
意見を出し合うことはあっても、相手の国のやり方を責めたり、日本式を求めるのはナンセンスです!
相手の気持ちをくみ取る努力ができる人
オンラインで働くのは、実際に会うより相手の空気感や表情の変化がわかりにくいです。
文面一つで、怒っているようにも感じられます。
オンラインだからこそ、相手の気持ちをくみ取り行動するべきです。
学生さんが言いたいことや、考えていることを察することができる人は強いです!
また、運営側にも思いやりの気持ちをもって接するべきです。
HSP(Highly Sensitive Person/感受性豊かさん)の方は、オンラインの距離感と相手の変化を感じる鋭さで活躍できるかもです!
オンライン日本語教師に向いていない人
- 学習者やその国を見下している人
- 自分の意見を絶対に曲げられない人
- 日本語教育について勉強する気がない人
- 日本を基準にして考える人
これも、一つずつみていきましょう!
学習者や国を見下している人
例えば、日本語ができないからとか、日本より経済が発達してないからと言う理由で見下す人がいます。
例えば中国は、日本以上に最新技術を駆使していたりします。
「中国には日本のように〇〇がない」「中国は発展途上国だ」などという考えは古いです。
例えば「(場所)に~~が あります」という文型の授業をする時
「中国にスターバックスがありますか?」という質問をしたとします。
これは、少し調べればわかることです。
学生によっては「もちろん、あるんだけど…中国にはないと思っているの?」と不快な思いをする人もいます。
もし、スターバックスという単語を使いたいなら「家の近くにスターバックスがありますか?」と聞けばいいですよね。
たとえあなたが見下す気がなくても、相手が不快に思ってしまったらアウトです。
中国に限らずですが、相手の国を見下す人は向いていないです。
相手の国のことを知ろうとすれば、防げる問題です
自分の意見を絶対に曲げられない人
外国人と接していると、自分にはない考えに触れることがあります。
特に、政治的な考え方や話題にはじゅうぶん注意する必要があります。
もしそのような話題が出た時、自分の意見を主張しすぎるとトラブルになりかねません。
柔軟に対応できる力が必要です。
議論をすることは、悪いことではありません。
あなたの意見を否定するわけではありません。
ただ、プラットフォームとしては、学生さんは大事なお客様でもあるのです。
相手が不快になるような話題や主張は避けるべきだと思います。
例えば中国人なら、台湾やチベットに関する話題には、注意する必要があります
事実と主観をしっかり分けたほうがいいね
日本語教育や相手の国について勉強する気がない人
「オンライン日本語教師は資格なくてもできるんでしょ?楽勝楽勝~!」
そう考えている人は、要注意です。
資格はなくても勉強は必要です。
学生さんについても、いつまでも「何も知りません」じゃやっていけません。
勉強しなければいつか学生さんも離れて行きます。
その場合プラットホームによっては、契約を切られることもあります。
もちろん、最初から完璧に理解できる人はいません。
実践を積みながら、少しずつ成長していけばいいんです。
私も中国の地名や特徴は、授業をする中で覚えていきました!
日本を基準にして考える人
日本のような対応をしてもらえない時文句ばかり言う人は向いていないです。
日本の企業とは仕組みや対応が違うこともあります。
日本の会社ではこう、日本人はこうだと主張する人は、日本の企業で働きましょう。
海外と日本では、ビジネスメールや、依頼する時の表現方法も違います。
日本国内だって、若い人と年配の方の間でも認識が違うことがありますよね
日本人として誇りを持つことは良いことです。
ただ、その価値観を押し付けることは間違っていると思います。
相手のニーズに合わせて、対応するべきです。
日本語を教えるからといって、日本の習慣まですべて押し付けるのはよくないね
まとめ:相手を思いやる気持ちが大切
オンライン教師は、多くの人が海外のプラットフォームを使っています。
なので、日本との違いを感じることもたくさんあります。
違いを認め合うことが、円滑な業務に繋がると思います。
私が所属しているプラットフォームでも、長く続けている先生は思いやりのある方が多いです。
新しい先生が困っていたら積極的に手を差し伸べています。
学生さんだけでなく、一緒に働く同僚にも思いやりをもって接したいですね。