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海外でも活躍できるという、日本語教師をしてみたいです!
どんな資格が必要なの?教師なら、教員免許とかいるのかな!?
どうやって資格をとればいいの?教えてください!
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こんな疑問にこたえます。
本記事の内容
- 日本語教師に必要な資格【3種類】
- 日本語教師に向いている人
- 日本語教師になるための資格を取る1番の方法
本記事の信頼性
- 2012年日本語教師養成講座420時間修了
- 日本語教育能力検定試験 合格
- 現役オンライン日本語教師
2019年5月から中国系のオンライン日本語学校で講師を始めて、
現在約1年です。
日本語教師に興味をもっている方に、教師になるために必要なことをお伝えします。
日本語教師に必要な資格や条件は?【3種類】
実は、日本語教師になるのに、明確な資格はありません。(今のところ)
ほとんどの求人ではこの3つのどれかに当てはまる必要があります。
日本語教師養成講座420時間を修了
日本語教師になるのに一般的な条件が、日本語教師養成講座420時間を修了していることです。
約半年~1年で受け終わる人が多いです。
外国人に日本語を教えるために必要な知識や、教え方などを学びます。
日本語教師になりたければ、まず養成講座を修了しておけば間違いないです。
日本語教育能力検定試験に合格【合格率は約28%】
日本語を教える人のための能力検定試験です。
1年に1度、10月に行われます。
この試験に合格していれば、養成講座420時間を修了していなくてもOKです。
毎年合格者は約28%なので、難易度が高いと言えます。
そのため、実際の就職に有利になります。
大学で日本語教育課程を専攻・副専攻
大学で専攻する方法もあります。
大学なので、養成講座に比べると学費も高く、年数も長くなります。
しかしその分、権威のある教授から学べることや就職先のサポートなども手厚いでしょう。
高校生や今から大学進学を考えている人には良いかもしれません。
どうして資格が必要なの?外国人に日本語を教えるとは
外国人に日本語を一から教えるので、そのためのスキルやテクニックが必要になります。
あなたは日本語を勉強している外国人学生に説明できますか?
きれいな部屋 かわいい部屋
どちらも「部屋」の様子を話しています。
ここで学生は一つの疑問をもつかもしれません。
[st-kaiwa2]先生、「かわいいな部屋」はダメですか?[/st-kaiwa2]

この場合、こたえるためには「かわいい」と「きれい」の品詞の違いを理解しておかなければなりません。
「かわいい」は形容詞、「きれい」は形容動詞です。
しかし、これは私たちが学校で勉強した国語文法の説明です。
日本語教育では、
- 形容詞⇒ い形容詞(〇〇い+名詞)
- 形容動詞⇒ な形容詞(〇〇な+名詞)
とよんで、区別しています。
このように、今まで国語で習ってきたこととは違う教え方をします。
外国人に教えるには、私たちが勉強してきたそのままの形では伝わらないからです。
これが日本語教師になるための勉強の一つです。
そのため、教師になるための3種類の基準が必要となるのです。
資格だけではダメ?日本語教師に向いている人とは
どんな職業にも、向き不向きがあると思います。
日本語教師に向いている人は、ずばり
- 相手の話をきいて理解する努力ができる
- 柔軟な考え方ができる
この2つがかなり重要になってきます。
学生の背景は本当に様々です。
仕事のため・趣味・留学するためなど、学習目的も違います。
また外国語にはない概念を教えることもあります。
それを自分の基準だけで押し通すことはできません。
時には学生に人気の若手アイドルの名前を覚えることもあるでしょう。
アニメについて詳しく調べることだってあります。
教師も吸収して、柔軟に対応していく必要があります。
よって日本語教師に向いている人は「相手の話をよくきく人、柔軟性がある人」なのです。
資格を取る1番いい方法は?【日本語教師養成講座420時間修了×日本語教育能力検定試験合格】
今から日本語教師を目指すなら、
養成講座で勉強しながら、検定試験対策もする
これがおすすめです!
理由は3つです。
- 養成講座420時間の内容が検定試験につながる
- 検定試験に落ちても、420時間修了できている
- どちらも取得した場合、就職にかなり有利になる!
検定試験は年に1回、10月にしかない上に、合格率は約28%で難易度が高めです。
もし不合格になったとしても、同時に420時間の養成講座を受講していれば日本語教師になることができます。
また、履修が終わったタイミングで検定試験を受けるのが1番良いタイミングでもあります。
知識が新鮮なうちに検定試験を受けられるからです。
大学に通うにはお金と時間が何倍もかかりますし、検定試験合格だけ目指すのはリスクが高いです。
なので、養成講座420時間を受講しながら、検定試験の準備をして受験するのが1番の近道です。
まとめ
日本語教師を目指すなら、
日本語教師養成講座420時間を修了することが1番現実的です。
それと同時に日本語教育能力検定試験の対策をし、受験しましょう。
大学で日本語教育を専攻するのも良いですが、
大学では違う分野を勉強してからでも遅くはないと思います。