ミセス『ライラック』のMVを見たら忘却バッテリーにハマって韓国語学習まで再開した話

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ミセス『ライラック』のMVを見たら忘却バッテリーにハマって韓国語学習まで再開した話


「通信制高校出身なのに『あの頃の青』とか歌っちゃう大森元貴さんの悪口はやめましょう」

SNSでこんな皮肉めいたコメントを見かけたのは、つい最近のことです。

Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」をめぐって、ちょっとした論争が起きていました。



この曲は、高校野球がテーマのアニメ「忘却バッテリー」のタイアップ曲です。

「通信制高校出身なのに青春を歌うな」という批判に対して、忘却バッテリーのファン(アニメ、漫画、舞台)が熱くポストする流れが始まりました‼

「忘却バッテリーを見れば、歌詞の意味が繋がる!」

実は私もライラックを先に知ったクチです。

歌にハマってからアニメ版のMVを見て興味を持ち、アニメ本編を見た後、もう一度MVを見たら大きく違って見えました。

そこから忘却バッテリーにどっぷりハマり、ずっと先延ばしにしていた韓国語学習を再開するまでになりました!

今回は、その人生のちょっとした変化をシェアします!



きっかけは甥っ子の「ナルトダンス」

去年、姉に「忘却バッテリーっていうアニメ、めっちゃおもしろいで!」と勧められたことがありました。

でも、当時は「ふーん」と聞き流してしまい、見ませんでした。


それから約1年後の今年の夏。


SNSで「ナルトダンス」と「ライラック」が何度も流れてきていて。

小学生の甥っ子がこのダンスを踊っているのを見て、「次会った時に一緒に踊ったら楽しそう!」と思ったんです。

振り付けを確認しようと検索していると、ふと歌詞が気になって調べてみました。



読んでみると、なんだかすごく心に響く言葉ばかり。

曲をちゃんと聞いてみたら、一発でハマりました!



、忘却バッテリーの曲か!

ライラックにハマった私は、YouTubeでMVを探していました。

そこでこれ、忘却バッテリーの曲だったのか!と気づきました

ちゃそ
ちゃそ

そういえば去年、姉に「忘却バッテリーっていうアニメ、めっちゃおもしろいで!」と勧められてたな…?

急に興味が湧いてきて、アニメ版のMVを見てみることにしました。


MVを初めて見たときの印象

アニメ版MVを見た第一印象は、こんな感じでした。

  • なんかギャグっぽい要素もありそうで、おもしろそうだな
  • 主役っぽい男の子(清峰)の肩幅すごいな
  • このキャラとこのキャラは一緒?(中学時代と高校時代がわからない)
  • あー金髪で喧嘩か。野球漫画にヤンキー、不良から更生はつきものだよね
  • 赤い髪の子(千早)はたくさん食べて野球がんばるのかな?
ちゃそ
ちゃそ

正直、「よくある野球アニメかな」くらいに思っていました。

でも、YouTubeのコメント欄を見てみると、歌詞とアニメのシーンを深く結びつけて語っているものが多くて。

ストーリーがすごく気になってきたんです!

印象的だったコメント

「名前もない役のような スピンオフも作れないような」で帝徳のモブシートノック映すの鬼すぎ

3:22の「鼓動が揺らすこの大地とハイタッチ」で千早がホームベースに還ってくるところまじで鳥肌たった、最高すぎる

「思い出の宝庫 古いものは棚の奥に 埃を被ってるのに 誇りが光って見えるように」で二遊間出すの泣けるって😭😭

引用:Mrs. GREEN APPLE「ライラック」MV – TVアニメ『忘却バッテリー』Ver. –コメント欄より

ちゃそ
ちゃそ

コメントを見ていると、この作品には深い物語があるんだと気づかされました✨


アニメを見た後、MVの見え方が変わった

気になって仕方がなくなった私は、アニメ本編を見ることにしました。

そして、歌詞、MVのシーン全てがリンクして衝撃を受けました!

ここからはネタバレが少し含まれているのでご注意ください

藤堂の苦しみが心に刺さる

MVで気になっていた、藤堂(とうどう)がボールを投げるシーン。

アニメを見て分かったのは、彼がイップスで苦しみ、夜も眠れず走り込みをしていたということ。

特に漫画を読んでみたら、藤堂の元チームメイトが本当にいい人で(´;ω;`)

藤堂自身も情に厚い人物だったことがわかりました。

彼はただグレたわけじゃない。

周りが優しいからこそ耐えられず、誰にも責められなかったけど、自分で自分をすごく責めて苦しんだ末だった。

素直さと優しさと「誰も悪くない」のに暗闇に転げ落ちるような描写に、息が止まりそうでした。

お悩みくん
お悩みくん

昭和のヤンキーっぽい藤堂の熱い感じと、がっつり落ちた過去の描写がグサグサくるよね


千早の努力と嫉妬

「たくさん食べて野球をがんばる子」だと思っていた千早(ちはや)。

でも実際は、体格をコンプレックスに思い、体を大きくするために吐くまで食べて練習していたという過去がありました。

ちゃそ
ちゃそ

こんな努力が淡々と描かれていたのかと・・・!

歌詞では「感じた事のない クソみたいな敗北感も どれもこれもが僕を 突き動かしてる」とあります。

彼は自分のコンプレックスから嫉妬が生まれてしまった苦しさをよく知っている。

この歌詞を聞きながら見ると、より感情移入してしまい胸がぎゅっと締め付けられるような気がしました。


いろんな場面で意味が繋がる歌詞

アニメを見た後、もう一度MVを見直すと、歌詞の意味がより深く理解できた気がします。

そして、より深く曲に感情移入して楽しめるようになりました。

いくつか例を出すと

思い出の宝庫 古いものは棚の奥に 埃を被っているのに 誇りが光って見えるように

引用:Mrs. GREEN APPLE「ライラック」歌詞より

これは、野球を辞めた千早と藤堂が、本気でやっていた野球をもう一度やるために、部屋の奥深くに封印していたグラブを出すシーンとリンクしてますよね!

主人公の候補 くらいに自分を思っていたのに 名前も無い役のような スピンオフも作れないよな

引用:Mrs. GREEN APPLE「ライラック」歌詞より

YouTubeのコメント欄にもあったように、漫画にはすごく頑張ったけど名前すら出ない控えの選手が描かれています。

アニメや漫画の世界なのに、こんなにも現実的な描写があるなんて。

主人公にはなれないけど、こういう球児は現実にもたくさんいる。

もちろん野球以外でも、スポーツ以外のいろんなことでも。


むしろ主人公クラスにはなれない人の方が多いですよね。

そう思うと、喉の奥が詰まるような感覚になりました。

ちゃそ
ちゃそ

藤堂、千早メインになっちゃいましたが、山田も要圭も清峰も、全てのキャラに関してリンクすることが多くてガシっと心を鷲掴みにされました!

お悩みちゃん
お悩みちゃん

全部語りたいけど、何時間も続いちゃうからここで切ります!



一番心に刺さった歌詞

MVの最後、要と清峰が笑い合うシーン。

アニメでもここまでほとんど笑顔を見せなかった清峰の優しい笑顔。

智将時代を覚えていない、屈託のない恥将の笑顔。

作品の内容を考えるだけでも涙腺が崩壊しますが…

ちょっと感傷的な言い方になりますが、そこの歌詞が、私の心までも救ってくれたような気がしました。

割に合わない疵も 認めてあげようぜ 僕は僕自身を 愛してる 愛せてる

引用:Mrs. GREEN APPLE「ライラック」歌詞より


私は今まで、ひどい人生の失敗もたくさんして、もう立ち直れないと思ったことが何度もありました。

「なんでこんな辛い思いばかりしなきゃいけないんだ」

辛い思いをして、その後も立ち直れていない自分にすごく嫌気がさしていたんです。

でも、この歌詞で「割に合わない疵も認めてあげようぜ」

こう語りかけることが、すごく救いになりました!

なんというか、今までの失敗も挫折も転落も、まだそこから這い上がって逆転できる状態じゃなくても

全て認めてあげていいんだなって思えるようになりました。

ちゃそ
ちゃそ

今でも思い出すと泣けてきます😭笑



さらに、韓国語学習まで再開できた

ここが今回の肝!です!

アニメにどっぷりハマった私は、何度も繰り返し見るようになりました。

そして「韓国語字幕で見たら、楽しく韓国語の勉強ができるんじゃない?」と気づいたのです。



私は2008年に1年間韓国に交換留学していた経験があります。

当時は東方神起が好きで、K-popやドラマに夢中でした。

語学を学ぶことが純粋に楽しくて、人生で一番輝いていた時期だったと思います。

でも帰国後、だんだんと韓国への興味も薄れ、ドラマもK-popも聞かなくなり、韓国旅行に行きたい気持ちもなくなってしまいました。

勉強を再開したいと思って本を買っても、やる気が起きない。

推しもいない、明確な目標もない。どうしようかと悩んでいました。

そんな中、今年の9月に決心したことがあります。

人生で一番楽しく頑張っていた韓国留学時代のように、好きなことに夢中になって生きよう、と。


そしてタイミング良く出会ったのが、「忘却バッテリー」でした。

大好きなアニメなら何回でも飽きずに見られる!

じゃあ、アニメを韓国語字幕で見て勉強したらいいんじゃない?!


日本のアニメなら、シーンやキャラクターの状況や言葉のニュアンスがよく理解できます。

そこを韓国語字幕で見ながら「韓国語ならこういう風に言えばいいのか」と理解しやすいんです。

リスニング力を鍛えるためにプラスで韓国ドラマを見ていると、「忘却バッテリー」で学んだ韓国語表現が出てきたりもします。

ちゃそ
ちゃそ

この字幕で学んだ表現がリンクして、めっちゃうれしくなります!

そして、気づいたら「語学が好き」という私の原点を思い出していました。

推しがいなくても、明確な目標がなくても、言語を学ぶこと自体が楽しい。

そんな根っこの部分を思い出すことができました。

これこそが、私にとっての「割に合わない疵も認めてあげようぜ」の実践だったのかもしれません。



まとめ:

「ライラック」と「忘却バッテリー」の出会いは、私にとって人生を少し変える出来事でした。

ライラックにハマらなければ、忘却バッテリーを見ることもなかったかもしれません。

忘却バッテリーver.のMVを見たからこそ、アニメをより深く味わえたと思います。


そして、忘却バッテリーにハマらなければ、楽しく韓国語学習を再開することはできませんでした。


原作をちゃんと理解して作られた曲は、作品への入口になり、さらに視聴者の人生にまで影響を与えるんだと実感しました。


もしあなたが「ライラック」が好きなら、ぜひアニメ「忘却バッテリー」を見てほしい!

もしアニメ「忘却バッテリー」が好きなら、ぜひアニメ版MVをもう一度見てほしい。

きっと、新しい発見があるはずです!


この盛り上がりをきっかけに、漫画やアニメの持つパワーとミセスの曲作りの才能を再確認させられました!





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