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オンライン日本語教師のちゃそです!
私は2011年に日本語教育能力検定試験に合格しました。
この記事では
- 日本語教育能力検定試験のおすすめ参考書
- おすすめの参考書を使った勉強法とコツ
- 失敗した勉強法の反省と改善点
について詳しくご紹介します。
私は日本語教師養成講座に通いながら検定対策をしていました。
日本語教育の知識が全くの0から始める方はこちらの記事をおすすめします!▼

自分に合った勉強法を見つけて、試験まで頑張ってください!
とりあえず「赤本」と「過去問(3年分)」を買う

私は赤本と過去問で試験対策を乗り切りました!
日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド(通称:赤本)
赤本は日本語教師養成講座を30年の実績があるヒューマンアカデミーが出しています。
検定試験の範囲は、恐ろしく広いです。
分野ごとに詳しく書かれているテキストも売っています。
でも、検定合格が目的なら全てを100%理解しようとするのは効率が悪いです。
そこで、検定に特化した「赤本」を使うのをおすすめします!

よく出題される問題がわかりやすいです!
日本語教育能力検定試験 試験問題(過去問)【3年分】
過去問は、少なくとも直近3年分は解いておきます。

合格するには、実際の問題に慣れることも大切です
出題形式に慣れていないせいで、わかるはずの問題が解けないこともあります。
せっかく知識をつけたのに、それはもったいないです!
必ず試験本番までに、出題形式に慣れておきましょう

貧乏学生だった私は友達1冊ずつ買って、後で交換しました!
- テキストを何度も使いたい
- 試験後は譲りたいor売りたい
など本を汚したくない人は、100均のトレーシングペーパーふせんがおすすめです!
赤本と過去問の使い方【4つのステップで対策】
私は4つのステップで進めていきました。
- 赤本に一通り目を通す(わからないところは追及しない)
- 全部見たら、わからなかった所をもう一度見る(それでもわからないなら潔く諦める)
- 過去問を解いてみる
- 問題の選択肢について正解以外も確認する
詳しくみましょう!
①赤本に一通り目を通す
「まずは過去問をやってみよう!最初はできなくても大丈夫!」
そう言われることもありますが・・・
私の場合、何もわからないまま過去問をやって挫けました。心が。ぽきっと。
ひとまずは、おおまかに知識をインプットしましょう。

「わからないところはあまり気にせず一通りやってみる」です!
②わからなかった所をもう一度考える
全部に目を通したら、分からなかったところをもう一度考えます。
ネットでしらべるのもいいと思います。
それでもわからなければ、とりあえず潔く諦めましょう!

ここで挫折しないためには、一旦諦めも肝心です
③過去問を解いてみる
赤本でのインプットが終わったら、ここで一度過去問を解きます。
試験は最後の記述式問題以外は、全て選択問題です。
- 選択した理由(根拠)を言えるようにする
- 正解以外の選択肢の用語について調べる
この2つをやってみてください。
詳しくみていきましょう!
選択した理由が言えるようにする
まずはこの問題を解いてみてください。
【問題】
次に示した【 】内の観点から見て、他と最も性質の異なるものを選べ。
【「~ている」の意味】
1 玄関の照明が消えています。
2 校門に関係者が立っています。
3 応接間の花瓶が壊れています。
4 女の人が門で写真を撮っています。
5 先生は、先週から東京に行っています。
参照:日本語教育能力検定試験「マンボウ」
正解は【4】です。では、その理由はなんでしょう?
4は「動作の継続」です。
1235は「結果の状態」を表しています。
このように、「どう違うのか」まで言えるようにします。
他の選択肢のキーワードを調べる
次は、この問題を解いてください。
【問題】
「実際の練習の機会を得るために目標言語話者と友達になる」これは以下のどれについて書かれているでしょう。
1認知ストラテジー
2メタ認知ストラテジー
3補償ストラテジー
4社会的ストラテジー
参照:日本語教育能力検定試験「マンボウ」
正解は【4】です。
じゃあ1~3のキーワードはどういう意味なのかも調べておきます。
他の選択肢も、実は試験には重要なキーワードなのです。
試験問題だけではなく、選択肢にも注目して勉強を進めましょう!

赤本の後ろの「索引」から調べたり、必要なら「用語集」を使うのもおすすめです
失敗しないための勉強法とは?【諦めと慣れが肝心です】
検定試験に合格するためには
- 試験問題に慣れること
- わからないところは諦めて次へ!
この2つが本当に重要なんです。
私の反省点もふまえて、詳しくみましょう。
【反省点】全てを理解しようとしないこと!
私は当時、全てを把握しようと遠回りの勉強をしていました。


結局全てを覚えることはできず、一部の内容はすっかり忘れてしまいました(笑)
検定合格のためには、全てをしっかりと理解する必要はありません。
- 満点をとる必要はない(多分無理)
- 本を買いすぎない
試験に合格するために満点を取る必要はありません。
165点 70%を取れば合格ラインと言われています。

重要な問題、よく出題される問題を先に手を付けましょう!
検定試験の難易度についてはこちらの記事をご覧ください▼
【改善点】当時買っておけばよかったと思う本
- 問題集
- 合格するための本
この2つを買えばよかったな~と思います。
過去問には詳しい解説が載っていません。
間違えたところの「なぜ?」を考えすぎて、勉強する手が進みませんでした。
その点、検定対策の問題集は、詳しい解説が載っているんです(´;ω;`)
まずは問題集で「間違えたところと、その理由」を把握して勉強するのがいいと思います。
また検定試験には時事問題や「今」に関する問題など、毎年の出題傾向があります。

わたしは時事問題系がとても苦手だったので、自分で調べるのは苦痛でした・・・
最新傾向や頻出問題が分かる本があったんです・・・(´;ω;`)
ですが、残念ながらこちらは令和3年を最後に出版終了になっています。
令和4年度(2022年)の試験より、新出題範囲による試験が始まります。
引用元:アルク
アルクでは長年、検定試験の傾向や内容を分析し、年度版ムック『日本語教育能力検定試験 合格するための本』を出版してきました。この問題集は『合格するための本』2019年度〜令和3年度版の中から一流の執筆陣が作成した問題を選りすぐり、さらに新出題範囲を踏まえた新しい問題を追加して1冊にまとめた、試験対策の決定版です。
要するに、「合格するための本」の代わりになりそうな本がこちら▼というわけです!

上手に傾向をつかんで対策をしましょう!
「範囲が広すぎて無理!」と悩んでいるなら・・・
どうしても時間が無い場合は、この2つを先に習得しよう!
- 文法
- 音声
文法は試験Ⅰの中でも直感を信じてサッと解いていくスピード勝負です。
教師になってからも使うのでじっくり準備していて損はないです。
試験Ⅱの音声は、慣れれば満点近く取れるところです!
理解してしまえば1番わかりやすい分野かもしれません。

音声は、実は苦手な人も多くてねらい目です!
苦手分野を克服することも大切です。
ですが、もし得意分野を伸ばす方が点につながるならそっちに力を入れましょう!

私が合格できたのは、得意だった音声問題をひたすら伸ばしたおかげ!と言っても過言ではないです・・・
検定試験の内容は、すべて理解するに越したことはありません。
ですが、まずは試験に合格することを目指しましょう!
お役立ちツール:YouTubeやSNSを活用しよう
今はネットやSNSが便利な時代です。
活用できるものがたくさんあります!
Twitterで勉強ツイートする
当時、Twitterで専用アカウントを作って、数回勉強したことをまとめてツイートしました。
すぐ辞めてしまったんですが、効果は絶大でした!
140文字にまとめたり、図や絵でまとめようとしたことで知識が定着しました!

SNS慣れしていない人は、どうしても覚えられない問題だけでもまとめてみるのもいいと思います
また、勉強している方同士がTwitterで励まし合っているのも見かけます。
ネットを繋いでみんなで勉強会をしているのも見かけました。

仲間がいればより頑張れそうだね!
YouTubeやWebサイトで勉強する
最近はYouTubeで惜しみなく教えてくれるチャンネルが増えました👏
特におすすめは
- 【日本語教師になる】ももこ先生
- 研究 日本語教育能力検定試験

移動中や出先でもスマホ一つで勉強できます!
そして便利なサイトもあります。
- アルク:日本語教育能力検定試験 スピードチェック問題100
- アークアカデミー:日本語教育能力検定試験用語検索「マンボウ」
- 毎日のんびり日本語教師:日本語教育能力検定試験 過去問解説
- 日本語教師のはま:過去問解説
YouTubeやサイトのおすすめについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください▼
まとめ:やり方を決めたらその方法で突っ走る!
検定試験は短期集中が勝負のカギです!
満点を取る必要はなく、合格ギリギリラインで滑りこめればOKです。
全て網羅しようと思わず、ポイントをつかんでいきましょう!
- 赤本でインプット
- 過去問で試験問題に慣れる
- どうしてもわからないところは潔く諦める
とにかくやり方を決めたらその方法で突っ走っていくのみです!
検定試験合格に向けて、一緒にがんばりましょう!
独学がちょっと不安という方は、通信講座を受けるのもおすすめです▼