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オンライン日本語教師のちゃそです🏐
『ハイキュー!!』のセリフから日本語の表現を学ぶシリーズです!
今回は日向翔陽のセリフ「あなたをブッ倒して、全国へ行きます」を取り上げます。

影山がニヤっとして見てるところがまたいい!!
- この記事でわかること
- 「あなたをブッ倒して全国へ行きます」というセリフから、日向の牛島に対する闘争心を感じ取る
- この記事で扱う日本語表現
- 接頭辞「ぶち~/ぶっ~/ぶん~」
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「あなたをブッ倒して全国へ行きます」
では、マンガの場面を見てみましょう!
引用:『ハイキュー!!』第9巻 第77話 王者との対峙(古舘春一/集英社)
インターハイ予選で青葉城西に敗れた後、日向と影山は牛島の後を追って白鳥沢学園にやってきます。
牛島は青城のことを「痩せた土地」、「青葉城西は及川以外弱い」と言い放ちます。
日向が言い返します。
「青城が”ヤセた土地”なら俺たちはコンクリートか何かですかね??」
そして続けてこのセリフが出てくるのです。
コンクリート出身日向翔陽です あなたをブッ倒して全国へ行きます
なぜ「倒して」ではなく「ブッ倒して」なのでしょうか。
「ぶち/ぶっ/ぶん〜」という接頭辞を手がかりに、読み解いてみます

絶対王者ウシワカに対抗心むき出しの日向!
接頭辞「ぶち/ぶっ/ぶん〜」ってどんな表現?
「ぶち(打ち)〜」は「打つ(ぶつ)」からきた接頭辞です。
動詞について、動作の荒々しさや迫力を加えます。
「ぶつ→ぶっ/ぶん」は次の動詞の音によって変化した形です。(音便)
- ぶち破る、ぶちのめす
- ぶっ殺す、ぶっ倒す
- ぶん殴る、ぶん回す
どれも「ぶっ」「ぶん」がつくことで、野蛮なほどの迫力が出ますよね。

マンガでは「ブッ」とカタカナで表記されることで、視覚的にもその迫力が伝わってきます。
※正確な音便のルールは私にはわかりませんでした。
「ぶっこわす」「ぶちこわす」のように両方使える場合もあるので、大体で覚えておくとよさそうです
日向にとっての「ブッ倒す」の意味
日向はこの挑戦的なセリフを、絶対王者、牛島若利に対して言い放ちます。

ある意味、いつもの日向らしくない行動かも!
まず、「倒します」と「ブッ倒します」を比べてみましょう。
「あなたを倒して、全国へ行きます」
→ ストレートな挑戦状です。でもまだいくらか冷静さがあります。
「あなたをブッ倒して、全国へ行きます」
→ 「倒す」より荒々しく、より全力で倒しに行く迫力があります。
牛島は高校3年生で日向より2歳も上、19歳以下の日本代表である世界ユースにも選ばれている実力者。
「あなたを倒す」と言うだけでも失礼になりかねない相手です。

高校生の2歳差って大きいし、さらに相手は真の実力者だからね💦
青城に負けた自分たち、そして全力を出しても勝てなかった相手の青城をバカにされた悔しさ。
- 普段なら強くて怖そうな相手にビビる日向が
- 絶対王者の牛島若利を相手に、真正面から
- 「倒す」ではなく「ブッ倒す」を使っている
まさに、牛島への闘争心に火が付いた瞬間です🔥
まとめ:「倒す」じゃなく「ブッ倒す」でなければならなかった
日向翔陽のセリフ「あなたをブッ倒して、全国へ行きます」について読み解きました。
「ぶち/ぶっ/ぶん〜」は動作の荒々しさや迫力を加える接頭辞です。
日向がこの言葉を「ブッ倒す」と言えるのは、青城への悔しさと牛島への闘争心が燃え上がった瞬間だったから。
表現を知ると、日向のことがもっと深く見えてきます!
そして、日向を深く知る読者だからこそ「ぶっ〜」の迫力が体で感じられます。

がんばれ日向!がんばれ烏野!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
感想やお気に入りのシーンがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
この記事を書くために使ったもの紹介
引用元について
本記事で使用している画像・セリフは著作権法第32条に基づき、教育・批評を目的として引用しています。
- 作品名:『ハイキュー!!』
- 著者:古舘春一
- 出版社:集英社
- 引用巻数・話数:第9巻 第77話 王者との対峙

