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使役文って「勉強させる」とか「掃除させる」とか『強制的に~させる』ようなイメージが強いんですけど、どういうときに使うのかちゃんと整理したいです!
オンライン日本語教師のちゃそです!
使役文の意味の中で、最初は「指示、命令・強制」について説明します。
使役文の中でも一番イメージしやすいものだと思います

使役と言ったらこれ!って感じはするかも
では、くわしく見ていきましょう!
ざっくりとした「使役文」についての説明は、こちらでしています↓
指示、命令・強制の使役文とは?
指示、命令・強制の使役文とは、使役者が被使役者にことばや身ぶりを使って働きかけ、事態を実現させる使役文のことです。
もっと簡単に言うと、「〜しなさい」「〜してください」といって指示してやらせるイメージです。

①母は子どもたちに窓ガラスを磨かせた。
②親が(命令して)子どもに部屋を掃除させた。
この文に共通しているのは、使役者(母・親)が被使役者(子どもたち・子ども)に働きかけて、事態を実現させているという点です。
①は母が子どもたちに「窓ガラスを磨いて!」と言って、磨かせた
②は親が子どもに「掃除しなさい!」と言って、掃除させた
そんな状況です。
このタイプでは、使役者は被使役者より立場が上であることが多いです。
親と子ども、先生と学生、上司と部下、といった関係です。

立場が上の人が下の人に『させる』感じだね
強制のニュアンスが強まるとき
まずは、こちらの文をみてください
①子どもに野菜を食べさせた
②子どもに朝ご飯を食べさせた

どちらも同じ【食べさせた】ですが
- 苦手な野菜を嫌がることどもに「食べなさい!」と言っている→ 強制
- 「ご飯を食べよう」を食べることを促す感じ→ 強制のニュアンスは薄い
①のほうが「強制」という感じがします。
同じ「〜させる」でも、被使役者(させられる方)が嫌がっているとき、強制のニュアンスが特に強くなります。
・父親は遊びに行きたがっている息子に掃除を手伝わせた。
・先生は嫌がっている子供たちを無理やり泳がせた。

一方で、被使役者が特に嫌がっていない場合は、強制のニュアンスは薄くなります。
・我が家では子供達を5時にはうちへ帰らせます。
・先生は学生に一人ずつ自己紹介させた。



させられる人がどう思っているかで、意味が変わってくるんだね
「~てもらう」との違い
指示、命令・強制の使役文で注意したいのが「~てもらう」との使い分けです。
①私は田中さんを買物に行かせた。(使役文)
②私は田中さんに買物に行ってもらった。(~てもらう)
どちらも「田中さんに買物に行く」という出来事を引き起こしたことは同じです。
ですが、田中さんが目上や同等の場合、使役文は強制的なニュアンスが出るため不自然になります。

目上の人に「~させる」って失礼だもんね💦

使役文は目上の人に対しては使いにくいんだね
「指示、命令・強制」の意味は初級の教科書では使役文として最初に出てくることが多いですよね。
『一歩進んだ日本語文法の教え方2』では「目上や同等の相手には使えないという制限があるため、初級の教室活動では事実上使いにくい」と指摘されています。

意味としてはわかりやすいですが、導入する場合は場面設定に注意が必要ですね
まとめ
使役文の「指示、命令・強制」の意味について説明しました。
- 「〜しなさい」「〜してください」といって指示してやらせる使役文
- 使役者は被使役者より立場が上であることが多い
- 被使役者が嫌がっているとき、強制のニュアンスが特に強くなる
- 目上や同等の相手には「てもらう」を使う方が自然
意味としては一番インパクトがありわかりやすいですが、使われる場面には注意です
私もまだまだ勉強中です!よかったら一緒にがんばりましょう♪
最後まで読んでくれてありがとうございます!
この記事を書くのに参考にしたもの