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使役文って、「誰かに何かをさせる」っていうのはなんとなくわかるんですけど、ちゃんと説明しようとすると言葉に詰まってしまって…もう少しすっきり整理したいです!
オンライン日本語教師のちゃそです!
使役文って、普段使う文には意識していなくても「そもそもこの文って何が起きているんですか?」と聞かれると、意外と説明しにくいですよね。
この記事では、使役文の基本的なしくみをざっくり整理します

まずは大まかに、全体像をとらえていきましょう!
使役形の作り方はこちら↓
使役文とは?
使役文の基本は、『主語が人に何かをさせること』を表す文です。
能動文と並べてみます

子どもが テレビを消した。(能動文)
父親が 子どもに テレビを消させた。(使役文)
能動文では「テレビを消した」のは子どもです。
使役文では、父親が新たに主語として登場して、「子どもがテレビを消す」という出来事を引き起こしています。
使役文は、出来事そのものに、もう一人(使役者)が加わった文になります。


能動文に人が一人増える、ということですね!
チェックポイント
使役表現というのは、『父親が子どもにテレビを消させる』のように
主語が人に何かをさせることを表すのが基本的な意味です
格助詞の変化
使役文になると、格助詞も一部変わります。
- 他動詞の場合(ヲ格がある動詞)
- 能動文:弟が本を読む。
使役文:田中さんが弟に本を読ませる。
被使役者は「に」で表されます。
すでにヲ格(本を)があるので、「を」は使えません。
- 自動詞の場合(ヲ格がない動詞)
- 能動文:子どもが泳ぐ。
使役文:先生が子どもを/に泳がせた。
自動詞の場合は「を」も「に」も使えます。
この使い分けについては、別の記事で詳しく説明する予定です
使役文の意味はひとつじゃない
「~させる」と聞くとどういう意味を思い浮かべますか?

なんか、強制的にさせるってイメージがあるかも
「使役=強制」というイメージがあるかもしれませんが、意味はいろいろあります。
| 意味 | 例文 |
| 強制・命令 | 親が子どもに部屋を掃除させた。 |
| 許可 | 子どもに1日1時間だけゲームをさせる。 |
| 放置 | 暗くなっても子どもを外で遊ばせている。 |
| 誘発 | 変なことを言って彼女を怒らせてしまった。 |
| 責任 | 私がそばにいながら、孫にけがをさせてしまった。 |

同じ『させる』でも、細かく分けるとこんな意味になるんだね

どの用法にも共通しているのは、使役者がいるから(orいたから)その出来事が起きたという点ですね
ただし「責任」の用法だけは少し性質が違います。
使役者が積極的に関与したわけではなく、「防げなかった」「力が及ばなかった」という場合も含まれます。
詳しくは別の記事で扱う予定です
それぞれの意味については、このシリーズの個別記事で詳しく見る予定です✨
まとめ
使役文について、ざっくりと説明しました。
- 出来事を引き起こす人(使役者)が主語として加わった文
- 能動文に「もう一人」登場するイメージ
- 格助詞は動詞の種類によって変わる
- 意味は強制・許可・放置・誘発・責任など
一つずつ詳しく見ていくともっと奥深いですが、まずは大枠をとらえられるといいなと思います
最後まで読んでくれてありがとうございます!
この記事を書くのに参考にしたもの