1グループ動詞のて形の作り方|辞書形とます形から【日本語教師の基礎】

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1グループ動詞のて形の作り方|辞書形とます形から【日本語教師の基礎】
お悩みちゃん
お悩みちゃん

「書く→書いて」「読む→読んで」、1グループのて形ってルールが多くて、教えるときどう整理して伝えればいいんだろう…?まとめておきたいです!

オンライン日本語教師のちゃそです!


1グループ動詞のて形、ルールが多くて大変ですよね。



そして、て形って初級の割と早い段階で出てきますよね。

たとえば

  • 〜てください(依頼):「ちょっと待ってください」
  • 〜ています(進行中・状態など):「今、ご飯を食べています」
  • 〜てもいいです(許可):「ここで写真を撮ってもいいです」
  • 〜て、〜(文をつなげる):「朝起きて、コーヒーを飲みます」


など、て形を使う文はたくさん出てくるのに、動詞の活用が難点ですよね。

だからこそ、しっかり整理しておきたいです。

今回は辞書形・ます形の両方からの、て形の作り方をまとめます。

あわせて、覚え方のヒントや、教科書での扱い方も紹介します。



動詞の活用をまとめて覚えたほうが効率がいい話👇



動詞のグループ分けについてはこちら👇





1グループ動詞のて形|辞書形からの作り方

辞書形から作るか、ます形から作るかは使用しているテキストによります。

1グループの動詞は、辞書形の語尾(最後の音)によって、て形の作り方が変わります。

5パターンと、1つの例外。整理するとこうです。

辞書形の語尾て形
う・つ・るって会う→会って/待つ→待って/作る→作ってる
ぶ・む・ぬんで遊ぶ→遊んで/飲む→飲んで/死ぬ→死んで
いて書く→書いて/聞く→聞いて
いで泳ぐ→泳いで/脱ぐ→脱いで
して話す→話して/写す→写して
※例外「行く」って行く→行って
お悩みちゃん
お悩みちゃん

「く」と「ぐ」は濁音かどうかの違いだね




1グループ動詞のて形|ます形からの作り方

ます形の「ます」の前の音で判断します。

例えば「書ます」なら「き」です。

ます形の前の音て形
い・ち・りってます→買って/待ます→待って/作ます→作って
び・み・にんでます→遊んで/飲ます→飲んで/死ます→死んで
いてます→書いて/聞ます→聞いて
いでます→泳いで/脱ます→脱いで
してます→話して/写ます→写して
※例外「行く」って行きます→行って
お悩みくん
お悩みくん

もちろん辞書形とルールは同じ。どこを見て判断するかの違いだね




覚え方の例

て形の覚え方として有名なのが「うた」です。

リズムに乗せて覚えます。

YouTubeにもいろんな先生がアップしてくれています。

辞書形バージョン・ます形バージョン、両方あります


辞書形から👇



ます形から👇




ちなみに私は「サンタが町にやってくる」のリズムで覚えました🎅

3グループ「する・来る」も入ってます

うつる→って むぶぬ→んで   す→して く→いて ぐ→いて

(♬わたしからメリークリスマス 私からメリークリスマス)


する→して 来る→きて 行く→行って

(Santa Claus Is Coming to Town♬)


歌で「て形」を導入する場合、

「リズムで覚えられて楽しい!」という声もあれば、歌いたくない・丸暗記になるなどの声もあります。

確かに 学習者のタイプによって合う・合わないがある と思います。

リズムが好きな人にはハマるし、ロジカルに理解したい人には向かない可能性もあります。

授業で使うかどうかは、学生さんの様子を見ながら決めればいいと思います

ちゃそ
ちゃそ

賛否両論あるようですが、私は覚えられるならどんな方法でも使えばいいと思います✨



以前、sunoAIで私も作ってみました!

自分で作ってみたりしながら、試行錯誤して楽しく覚えられる方法を探っていけるといいなと思います。




教科書でみる「て形」

「実際の授業でて形がどう出てくるのか?」を知っておくと、教えるときのイメージが湧きやすいかなと思います。

  1. いろどり生活の日本語
  2. ニューシステムによる日本語

2つの教科書での扱われ方を紹介します。




① いろどり 初級1 第1課

国際交流基金の「いろどり 生活の日本語」の初級1の第1課で出てきます。

日本では、何をしていますか?」という問いに、「動詞のテ形+います」の形で自分の職業を説明する会話で出てきます。

お悩みくん
お悩みくん

ここまでにも少し「て形」が出てきますが、まとめて出てくるのはここが初めてです

参照:いろどり 生活の日本語

辞書形からの作り方まとめが載っています。

お悩みちゃん
お悩みちゃん

「いろどり」は辞書形から作る方法なんだね




② ニュー・システムによる日本語

海老原峰子先生の 『ニュー・システムによる日本語』 です。

こちらは一気にまとめて覚えさせるのではなく、3つに分けて定着させる工夫がされています。



日本語教師が知らない動詞活用の教え方」では週3時間程度の授業で、1週に1種類ずつ扱う例が載っています。

1グループ動詞の活用ラインて形
か行・が行・さ行書く/泳ぐ/話すいて・いで・して
た行・ら行・わ行待つ/帰る/言うって
な行・ば行・ま行死ぬ/呼ぶ/飲むんで


「同じ『って』になるものは、まとめて教える」「『んで』になるものも、まとめて教える」みたいに

学習者の負担を減らす工夫がされています。




て形のほかにも、動詞の活用について他の教科書とは違う角度からアプローチしています。

ちゃそ
ちゃそ

私は授業では別の教科書を使っていますが、動詞の活用についてはニューシステムによる日本語の方法を使って伝えています!





まとめ:1グループ動詞のて形

1グループのて形について説明しました。

辞書形から作る場合は、動詞の語尾から判別しました

  • う・つ・る→って(買う→買って)
  • ぶ・む・ぬ→んで(遊ぶ→遊んで)
  • く→いて(書く→書いて)
  • ぐ→いで(泳ぐ→泳いで)
  • す→して(話す→話して)


ます形からは「ます」の前の文字からでした。「書きます」→「き」

  • い・ち・り→って(買います→買って)
  • び・み・に→んで(遊びます→遊んで)
  • き→いて(書きます→書いて)
  • ぎ→いで(泳ぎます→泳いで)
  • し→して(話します→話して)


※例外:行く→行って/行きます→行って




現場ではテキストが決まっていることが多いですよね。


私の所属しているプラットフォームは日本人教師は会話メインなので、動詞の活用をまとめて伝える時間を取るのがなかなか難しいのが現状です。

でも、ルールをちゃんと押さえておけば、学生さんに聞かれたときにすぐ答えられるし、時間が余った時にささっとおさらいもできます!

動詞活用のルールをまとめた表を渡すと、けっこう喜んでもらえます!
(その後ちゃんと覚えるかは本人次第ですが…笑)。


活用ルールについては、こちらの記事にまとめています👇


ちゃそ
ちゃそ

「いつでも伝えられる」準備をしておくと、現場での対応がちょっと楽になるかなと感じています



辞書形と普通形についてはこちら👇








最後まで読んでくれてありがとうございます!

この記事を書くために使ったもの紹介

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