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オンライン日本語教師のちゃそです🏐
『ハイキュー!!』を読んでいて、気になった表現を紹介します。
今回取り上げるのは、音駒高校の頭脳、孤爪研磨のこのセリフです!
引用:『ハイキュー!!』第37巻 第325話 ゴミ捨て場の約束(古舘春一/集英社)
クロ
おれにバレーボール教えてくれてありがとう
今回は、この「~てくれてありがとう」という表現に注目してみます!
- この記事で扱う日本語表現
- ・【原因・理由】~て
・~てくれてありがとう(ございます)
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「~てくれてありがとう」はどんな表現?
「て」には、動作を順番に並べたり、手段を表したり、いくつかの用法があります。

「ご飯を食べてお風呂に入る」とか「牛乳パックを使っておもちゃを作った」とか、いろいろあるね
今回は、その中から原因・理由を表す「て」を見てみましょう。
「て」は、「から」や「ので」と同じように原因・理由を表します。
ですが、「から」や「ので」のようにはっきり理由を述べる表現とは少し違います。
今回は後ろに「うれしい」「すみません」「つらい」など、話し手の気持ちを表す言葉が続く使い方を見ましょう。
- 友達に会えてうれしい。
- 遅くなってすみません。
- 彼と別れてとてもつらかった。

何かがあって、感情が引き出された感じだね
このように、前の出来事が、後ろに続く気持ちの原因・理由になっています。
「~てくれてありがとう」の「~て」も同じ使い方です。
「~てくれてありがとう」は、相手がしてくれたことに対して、感謝の気持ちを伝える表現です。
例えば、「教えてくれてありがとう」なら、相手が教えてくれたことに対して、感謝の気持ちを伝えています。
- 手伝ってくれてありがとう。
- 来てくれてありがとう。
- 待っていてくれてありがとう。
※ちなみに、「教えてもらってありがとう」とは言いません。
それについてはこちらの記事「誤用③ 感謝表現「~てもらってありがとう」?」にまとめています↓
ハイキューのセリフから「~てくれてありがとう」を見る
春高3回戦、烏野高校との因縁の対決「ゴミ捨て場の決戦」。
試合終了後、孤爪はバレーボールと、大好きなゲームを重ねながらこう振り返ります。
引用:『ハイキュー!!』第37巻 第324話 祭の終わり(古舘春一/集英社)
おれ達が負けたところで勝ったところで
誰も死なないし生き返らないし悪は栄えないし世界は滅びない
壮大な世界を駆け巡るでもなく
ただ9×18mの四角の中でボールを落とさない事に必死になるだけ

大好きなゲームと違い、とてもシンプルなもののように話しているよね
しかし!その後、孤爪はこう続けます
引用:『ハイキュー!!』第37巻 第324話 祭の終わり(古舘春一/集英社)
はあ~~~面白かった!
クロ おれにバレーボール教えてくれてありがとう
「~てありがとう」は、相手がしてくれたことに対して、感謝を伝えるときに使う表現ですよね。
このシーンが心に残るのは、研磨がバレーを教えてくれたことへの感謝を、黒尾に伝えているところです。

あの研磨が!バレーを「面白かった」と!教えてくれてありがとう!って😭😭✨
黒尾は以前、研磨をバレーに誘ったことについて「やっぱ引きずり込んだ身としては多少罪悪感があってですね」と話していました。
研磨自身も、バレーボールが特別好きというわけではなく、「続ける絶対的理由は無いけど止める理由も別に無い」という考えでした。
バレーが特別好きというわけではなかった研磨が、この試合を面白いと感じた。
そして、そのバレーを教えてくれたことに対して黒尾に「ありがとう」と伝えたこと。
黒尾は間違いなくうれしかったでしょうし
この研磨の変化に心打たれた人も多いのではないでしょうか!✨

音駒のみんなもこの表情です!!↓
引用:『ハイキュー!!』第37巻 第325話 ゴミ捨て場の約束(古舘春一/集英社)
まとめ
ハイキューのシーンから「~てくれてありがとう」という文型について説明しました。
「~てくれてありがとう」は、相手がしてくれたことに対して、感謝を伝える表現です。
研磨の「おれにバレーボール教えてくれてありがとう」というセリフからは、バレーを教えてくれた黒尾への感謝が伝わってきます。
バレーボールを特別好きというわけではなかった研磨が、試合を「面白かった」と感じ、黒尾に「ありがとう」と伝えたこと。
何度読んでも心に残るシーンですね!✨

このシーンのアニメは、【劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦】に出て来ます!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
感想やお気に入りのシーンがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
引用元について
本記事で使用している画像・セリフは著作権法第32条に基づき、教育・批評を目的として引用しています。
- 作品名:『ハイキュー!!』
- 著者:古舘春一
- 出版社:集英社
- 引用巻数・話数:第37巻 第324話 祭の終わり、第325話 ゴミ捨て場の約束





