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オンライン日本語教師をしています。
学生さんとの会話が広がらなくて、単調になりがちです。
沈黙しないようにと焦ってしまって、自分ばかりしゃべってしまいました・・・。
会話のネタを増やす方法、教えてください。
オンライン日本語会話の授業は、1対1が一般的です。
学生さんのレベルや興味によっては、時間が余ってしまうこともあります。
テキストの内容を練習するのはもちろんですが、それだけでは単調になりがちです。
そんな時に会話を広げるためのネタを増やす方法をご紹介します!
- 相手の国について知る
- アニメやドラマなど、サブカルについて興味を持つ
- 学生さんと話したことを掘り下げる
自然な会話を楽しめる授業づくりを目指しましょう!
実際に私がやってみた方法です!参考になればうれしいです。
①相手の国について知る
オンラインで日本語を勉強している人は、海外在住の人が多いです。
生徒さんが住んでいる国や土地について、知っていて損することはありません!
でも、知ろうとすればするほど情報があふれ出てきます。
じゃあ、なにからやればいいの?
まずは、季節の年間行事について知るといいよ!
私は中国人向けのプラットフォームで働いているので、学生はほぼ中国人です。
中国には日本語で「〇〇節(せつ)」と呼ばれる多くの年間行事があります。
まずは祝日や重要な日を押さえましょう!
- 〇〇節の名前
- どんな日なのか
- 何をするのか
- 日本で似ている行事はあるか
まずは、この4つを調べてみてください。例えば
- 春節(しゅんせつ)
- 中国のお正月(旧暦)
- 実家に帰る、縁起が良いご馳走を食べる(餃子など)・・・
- 日本の正月も実家に帰る人が多い など・・・
少しでも知識があれば、季節ごとに話題を出すことができます。
どこか行くんですか?〇〇さんの家では何を食べますか?など
会話を広げやすいです。
授業で話せる中国の年間行事について、こちらの記事にまとめました▼
日本と関連する歴史的な日についても、知っておいたほうがいいです。
例えば7月7日。
日本では七夕ですが、中国では「盧溝橋事件」という認識です。
楽しいイベントの七夕を紹介したかっただけなのに、学生から反日感情をぶつけられた・・・
なんてこともあるそうです。
②サブカルについて興味を持つ
日本語学習者は、サブカルに興味がある人が多いです。
特にオンラインでは、サブカルがきっかけで日本語を勉強している人がたくさんいます。
趣味が高じて、日本留学したいという人も増えています。
じゃあ、学習するきっかけや動機を日本語教師が気にしないわけにはいかないですよね!
私もオンライン日本語教師になってからアニメやJ-popを聞くようになりました!
今の時代、ネットがあれば簡単に情報を収集できます。
- 流行りの曲、V-tuber、声優について⇒YouTube
- アニメ・ドラマ⇒Amazonプライムビデオ、Netflix
- 時間がない人⇒YouTubeのショート動画、Instagramのリール
相手の好きなことを知るのも、信頼関係を築く大きな一歩になります。
信頼が生まれれば、会話ももっと広がります。
相手が興味のある話題を出せると、リピート予約をしてもらいやすくなります!
私が担当した学生(中国人)に人気のアニメについて、こちらにまとめました▼
③学生と話したことを掘り下げる
学生の趣味や好きなことを話した時、メモをしておいてください。
次にそのことについて話すチャンスが必ずきます。
自分が好きなことを話すのが嫌な人は、そんなに多くないと思います。
もちろん、詳しく聞かれるのが嫌そうなら、すぐにやめてください!
趣味を知っていれば「最近趣味の時間が取れてますか?」「おもしろいアニメありますか?」など、ちょっとした話題でも話を始められると思います。
さらにできるなら、おすすめされたことを実際に自分でもやってみてほしいです!
自分が「良い!」と思っておすすめしたことを、相手がやってくれるとうれしくないですか?!
私はうれしいです!!
好きなアニメやおすすめの映画を聞いたら、自分も見てみる。
おすすめの料理を聞いたら、実際に食べてみる。
それだけで、少し仲良くなれる気がします。
私も実際におすすめされたことをやってみました。
偶然かもしれませんが、この生徒さんたちは1年以上リピート予約してくれてます(´;ω;`)♡
まとめ:引き出しを増やして仲良くなろう!
会話のネタを増やす方法についてご紹介しました。
会話が上手い人は、引き出しが多いと思います。
いろんな角度から知識を増やしていくのがおすすめです。
自分には興味がないことでも、さわりだけでも知っておくといいです!
もちろん、教師としての信頼を得ることも大事です。
おしゃべりが楽しくても、質問に答えられなければ授業の意味がありません。
そのためにも、日本語教育を学ぶことが重要です!
ですが、教師と学生である前に、お互い一人の人間です。
まずは「この人と日本語でもっと話したい」と思ってもらえるようになると、うれしいですね。
その中に学びがあれば、最高です!