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中国人向けオンライン日本語教師になりたいです。
学生にリピートしてもらえるような教師になりたいですが、まだ中国についてあまりよく知りません。
文化の違いなどで相手を不快にさせてしまうのではと心配です。
気をつけるべき話題があれば教えてください。
国が違えば、価値観や文化も違います。
中国人学生のほとんどが中国で生まれ育っています。
認識の違いから、無意識に相手を不快にさせてしまうかもしれません。
少なくともこのページを見てくれているあなたは、気をつけることができる人です!
安定してオンライン日本語教師として働くには、学生さんに気に入ってもらうことも大切です。
授業スタイル云々の前に嫌われては元も子もありません。
教師は山ほどいるので、合わないと感じたらすぐ別の先生に移ってしまいます。
そうならないためにも、気をつけるべき話題について知っておきましょう。
①相手の外見について
相手の外見を褒めたくなる気持ちはわかります。
褒め方ひとつで、相手を不快にさせてしまうかもしれません。
例えば「目が大きいですね」「痩せていますね。」
これは、日本では褒め言葉かもしれませんが、他の国ではどうでしょうか。
国だけではなく、個人的にコンプレックスを抱いているかもしれません。
もし褒めたい時は、マッシさんのように体の特徴ではなくて
「今日の服の色素敵ですね!」とか体の特徴を言わないのがいいですよね。
そもそも、本当に思った時以外わざわざいう必要はないと思います。
気に入られたいなら、授業スタイルや人柄で示しましょう!
②国家の問題
台湾・香港・ウイグルなど
センシティブな問題は、こちらから話題をもち出すのは避けたほうがいいです。
これに関しては、特にプラットフォームの規定をよく確認してください。
多くの中国人は、台湾を同じ国の一つの省だと認識しています。
私は以前、台湾に住んでいました。
中国に行ったことがあるかと聞かれた時「台湾に住んでいました」と話します。
はっきり明言しない、曖昧な返し方だと思っています
学生さんの中には「台湾に留学しました」という人もいます。
人や国によって解釈が違うので、こちらの見解をわざわざ主張するのはやめましょう。
誤解してほしくないのが、問題について目を逸らせと言いたいわけではないんです。
議論すべきことは多いです。
ですが、私たちは中国企業のプラットフォームに所属しているオンライン日本語教師です。
こちらから話題にするのはリスキーだということです。
③食文化について
国が違えば食文化も違います。
食文化は授業でも盛り上がる話題の一つです!
じゃあ、注意すべきことは何でしょうか。
例えば、日本ではあまり食べないものについて話題になった時です。
学生さんが住んでいる地域では一般的に食べるものであった場合や、学生さんがその食べ物が好きな場合、あからさまに嫌な顔をするのは良くないですよね。
例えばカエルやうさぎ、ヘビ、ねずみ、豚の脳みそなどが話題にのぼりました。
また反対に、中国を一括りにして「〇〇を食べるんでしょ?」というのもNGです。
「私は食べたことないですし食べません!」と反論されることもあります。
日本と同じで、同じ国内でも地域によって食文化が違います。
日本人だってイナゴが好きな人と苦手な人がいますよね。
珍しい食材だけではないです。
「春節(旧正月)に餃子を食べる」というのも北の方の文化で、南の方では食べない家庭も多いそうです。
餃子を食べない家庭の人が「春節に餃子食べるんでしょ?」と色んな先生からも何度も言われると、さすがに嫌になると思います。
決めつけることはせずに、「〇〇さんは、食べるんですか?」と話を進めた方がいいです。
解決策は「一括りにしないで、決めつけないで、会話を進めていく」ことです
④他の教師の悪口を言う
これ絶対にだめです・・・!
学生さんにとって、苦手な先生がいるかもしれません。
私も過去に3人ぐらいの学生さんに「合わなかった教師」について紹介されました
その時、一緒になって悪口を言うのはNGです!
学生さんが話したそうだったら、どんなところが合わなかったのか聞くのはいいと思います。
「大変でしたね。同じことをしないように私も注意しますね。」と勉強すればいいのです。
学生さんの気持ちをくみ取りつつ、自分はどちら側に立つでもなく中立がいいです。
逆に良い先生がいたら、学生さん同士で紹介してくれることもあります。同僚教師がお互いに紹介することもあります。不要な争いの火種は触らないようにしましょう・・・
⑤何度も同じ質問をする
案外、見落としがちかもしれません。
例えば、以前出身地や趣味を聞いたことがあるとします。
初級などで、会話練習のためにもう一度質問するのはOKですが、会話の流れで何度も聞くのは良くないです。
この前も話したのに・・・と面倒に思われてしまいます。
この先生、何も覚えてないんだな・・・って信頼なくしちゃうかも
学生さんのことを知るためにも、メモしておきましょう。
忘れてしまっても、次の授業前にメモを確認すればいいんです。
逆に前に話したことを覚えてくれてたら、信頼度が上がりますよ!
まとめ:楽しむ前に不快にさせないために
中国人向けオンライン日本語教師が、授業中に気をつける話題を5つご紹介しました。
国が違えば文化も違います。
考え方や習慣が違うので、意見が合わないこともあります。
「違い」はうまくいけばよい議論ができます。
でも、意見を押し付ければ争いになります。
日本語教師として、友人として、日本人として。
立場が違えば答え方も変わると思います。
今回は「中国人向けオンライン日本語教師として」の立場で考えていただけるとうれしいです。