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オンライン日本語教師って日本人なら誰でもできるの?
実は需要があるって聞いたし、普通のバイトより時給も高いみたい!
いやいや、そんな簡単な仕事じゃないんだよ。準備もあるし日本語に関する知識も必要だし・・・集客だって考えないといけないんだよ。
え~、やっぱりそうなの・・・?何が本当なの?教えてください!
先日、このようなツイートが話題になりました。
ノマドを目指している人に日本語教師がおすすめ!
時給2000~5000円
需要があるのにあまり知られていない。ノウハウ教えます!
驚いたのがリプといいねやブックマークの数です。
認証マークをつけたアカウントなので、いろんな人の目につきやすかったからでは?と推測していますが…。
最初このツイートを見た第一声は、「はあ、、、羨ましい。」でした。
なぜなら私は、何年経っても授業と準備に時間と体力気力を削られているからです!
でも、オンラインでは、本当に資格や語学スキルがなくても稼げちゃう人がいるのも事実です。
それは、学生が授業に満足すればビジネスが成り立つからです。
オンライン日本語教師が始めやすく人気な理由でもあります
この記事ではオンライン日本語教師の現状
- いい授業かどうか、決めるのは学生
- 「日本語を教えるのは大変で難しい」には個人差がある
- オンライン授業は多種多様
について、オンライン日本語教師6年目の筆者が本音でお話します。
※この記事では学習者を学生と記載しています。
オンライン日本語教師は誰でもなれる?
オンライン日本語教師はプラットフォームに登録して教える人が多いです。
プラットフォームの審査に通れば、誰でも始められる仕事と言えます。
- 資格なしOK
- 未経験OK
- 外国語スキル不要
なところもよくあります。
登録さえできれば、誰でも授業するチャンスがもらえるんだね
いい授業とは?→学生が決めること
日本語教師になったら、もちろん、授業をしますよね。
あなたが思ういい授業の基準って、何ですか?
- 説明が上手
- 学生が楽しく話せる環境を作れる
- 発音指導がうまい …
など、いろいろあると思います。
ですが、授業を受けるのは学生です。
良い授業かどうか、授業に満足したかどうかを判断するのは学生なんです
オンラインは1対1の授業がほとんどです。
学生は辞めたければ辞められるし、合わないと思ったら先生を変えることもできます。
それでも学生が満足して続けているなら、価値を提供できていることになります。
おしゃべりだけでも学生が満足すれば、それで授業が成立するってことなのかな?
日本語を教えるのは大変で難しい?⇒個人差がある
- 日本語を勉強している外国人と楽しく話してお金を稼げます
- 上級レベルの学生なら、授業中はすべて日本語なので安心です
- 楽しく話して国際交流しながら、ノマドを目指せます
こういうのを見ると、「いやいやいや」と突っ込みが入ります。
わたし自身は、授業をするのも準備も大変だし、難しいと感じています。
それに勉強すればするほどわからなくなって、ドツボにはまってしまいます。
だから簡単にできると言われると違和感、悔しい、勉強経験スキルなしで自分より稼いでたらずるい!とまで思いそうになります。
やっぱり!日本語を教えるのはそんなに簡単なことじゃないよ!
知識も技術も必要。簡単に文法や語彙の使い分けを説明できるわけじゃない。
授業準備だって時間がかかるし、授業中だけが仕事時間じゃないんだよ~!
こう言いたくなる気持ち、めちゃくちゃわかります!
でも、たぶん、大変じゃないと感じる人もいると思うんです。
例えば
- 質問が少ない学生を担当している
- 自分が提供できるものが、学生のニーズにはまった
- 言語に関する知識が長けていた(無意識で)
- 勉強することが苦にならない/勉強とすら思っていない …
などのような場合です。
私が日本語教師養成講座で勉強しているときのことなんですが、やっぱり、最初から上手にできる人もいたんです。
それは、今までの人生で経験したことや勉強したことが関係しているかもしれないし、その人のセンスかもしれません。
勉強を勉強と思っていない人もいるし、私が大変だと感じることが、楽しみだと感じる人もいる。
何が難しいか、大変かどうかは、自分の中に基準があることだと思います。
そもそも、勉強してないから大変さがわからない・考えるべきことを理解していないって場合もあると思いますが…。
大変かどうかは、自分の性格や今までの経験、今いる場所などによって個人差があると思います。
不信感やいら立ちは悪いことじゃない!
人によって感じ方が違うのだから「日本語教師は大変ですよ」「そんな簡単な仕事じゃないですよ」と言ってはけない!ということではないです。
大変だと思うのは、今まで日本語教育や集客などに真剣に向き合ってきたからじゃないでしょうか。
いくら働き方は多種多様だといっても
それを”簡単に” ”誰でも” ”資格・スキルなしでOK”そして”稼げる!”と言われたらモヤモヤしますよね。
そう感じるのは普通のことです。(自分に言ってます笑)
オンライン授業は多種多様
ただ、オンライン日本語レッスンが、日本語教育専門じゃない人でもできるのは事実です。
そして、あくまでも満足したかを判断するのは学生です。
こちらの資格や輝かしい経歴ではなく、学生が欲しいものを与えられるかどうかなんです。
昔、こんなことがありました。
大学生のころ、韓国アイドルのハイタッチ会がありました。
参加予定の友人が「印象に残る一言がいいたい!」と意気込んでいました。
ちょうど韓国人留学生がいたので「1万年前から会いたかったです!」というフレーズを教えてもらい、練習しました。
ハイタッチ会で無事に伝えられたそうです。
友人はお礼として、その留学生にお茶をごちそうしたそうです。
友人には、近くに韓国人がいたからこそ教えてもらうことができました。
でも周りにそういう人がいなければ、オンラインレッスンを使うこともあるでしょう。
この場合のレッスンを考えてみましょう。
文法や単語を覚えるより、きっとフレーズを綺麗に言えるようにリピート練習したいかな!
繰り返し練習して、発音を直してもらって、推しにしっかり気持ちを伝えられたら大満足ですよね。
文法や使い分けの知識がなくても、これで一つの授業が成立します。
でもここで「文法や語彙をしっかり勉強してからにしましょう!」と言われたら、多分、萎えますよね。
人によって、その時求めているものが違います
他にもこんなことがありました。
大学が同じだった韓国人留学生がいました。
彼はそのとき、韓国語を教えるバイトをしていると言っていました。
「韓流好きのおばさんと1時間おしゃべりするだけで5000円もらえる」といっていました。
プロとして教えている人からすると、なんやねん!と思うかもしれません。
でも「韓国語ネイティブとおしゃべりする」ことが、そのマダムには価値があることだったのです。
結局、ニーズに合えば、その対価としてお金がもらえる可能性があるということです。
オンラインで働くならそのことを受け入れなければならないし、考えていかなきゃいけないと思っています。
ここまでいろいろ書きましたが、日本語教師の待遇はよく問題になります。
頑張って勉強して資格を取っても、薄給なのはなかなか変わりません。
オンラインに関わらず、資格とスキルを持った優秀な先生たちが評価される仕組みが必要だと思います。
ここが一番の問題な気がする・・・!
まとめ:資格なしでも、やりたいならやってみよう!
オンライン日本語教師は、資格や英語ができなくても始めることができます。
学生のニーズにこたえられるかどうかが重要です。
資格がなくても、できることはあります。
まずは、目の前の学生さんに向き合ってレッスンすることです。
バチっとはまれば、良い授業になると思います
やってみて難しいと感じたり、わからないことや気になることがあったらぜひ勉強してみてください。
そして、知識も大事ですが経験してみないとわからないことも多いです。
経験が成長するための一番の近道です。
やってみたいと思うなら、挑戦してみてほしいです。
ただ、「日本人だったらどんな人でもできる!需要あるよ!稼げる!」といって
- ノウハウ教えます!〇〇円です
- セミナーで公開します。〇〇円です。
と誘導する記事には、いくら値段が安くても、ちょっと気を付けてほしいなと思います。
本当に良い情報を教えてくれるつもりなのか、カモにされてるのかをよく判断してね!
無料で公開してくれている日本語教師の先輩方もたくさんいます▼
オンライン日本語教師を始めるときに役に立てばうれしいです。