ハイキュー好きの日本語ノート【第12話】～ベテラン猫又監督が使う分析の表現～

こんにちは！

ハイキュー大好きなオンライン日本語教師のちゃそです🏐

今回はアニメ「ハイキュー!!」第12話の気になる表現に注目してみました！

今回は以下の5つの使い方を簡単にまとめています。

アニメの名シーンを振り返りながら、日本語の魅力を一緒に学びましょう！

気になったシーン①

ゴールデンウィーク合宿の音駒との練習試合で、主将同士が挨拶するシーン

黒尾：今日は よろしくお願いします

澤村： こちらこそ よろしくお願いします

黒尾･澤村：あっ こいつ 食えないタイプの奴だ

食えないやつ

字面だけ見ると「食べられない」という意味ですが・・・

人に対して使うと「どこかずるがしこくて、油断ができない」という意味になります。

要するに、腹の内が読めなくて油断できない相手だってことですね。

気になったシーン②

練習試合が始まって、烏野を褒めた後の猫又監督のセリフ

（猫又監督）
まあ天才はしょうがねえ

天才が１人 交じったところで それだけじゃ勝てやしないのさ

V-た ところで（逆接）

天才が１人 交じったところで それだけじゃ勝てやしないのさ

「V-たところで…」は、Vをしても期待した結果が得られないという意味です。


1人でも、天才選手がいるんだから勝てる！と思いたいですよね。

でも、1人いても、それだけでは勝てないと現実をつきつけています。


「…」には述語のない形や、「無駄だ／無意味だ」というような否定的な判断や評価の表現が用いられます。

V-ます やしない

天才が１人 交じったところで それだけじゃ勝てやしないのさ

「絶対に～しない」という意味です。

「チームに天才が1人いても、勝つことはできない」と言っています。

気になったシーン③

烏野の変人速攻に対処する方法を犬岡に伝える孤爪のシーン

（孤爪）
確かにあんな攻撃 最初に見た時は 誰でもビックリするんだと思う

でも最初クリアできそうにない ゲームでも 

繰り返すうちに 慣れるんだよ

V-る うちに

「～している間に」という意味です。

「～している間に、自然に～になった」と、後件では話し手の意志に関係なく、自然に起こった変化が来ます。


「V-ている」の形の方が多く用いられます

でも、今回のように「V-るうちに」が使われることもあります。

気になったシーン④

研磨と音駒の強さについて話す猫又監督のシーン

（猫又監督）
他人が苦手で 他人の目を気にするがゆえ 他人をよーく観察する

あいつは予測がうまい

“こいつは こういうタイプで きっとこう動く”って予測が

でも うちの強さは そこがポイントじゃないけどな

～がゆえ（に）／～ゆえ（に）

「それが原因で／理由となって」という意味です。

原因・理由の「～から」「～ため」の書きことば的表現な表現です。

まとめ：因縁の相手、音駒との初対戦！

ハイキュー!!第12話を見て気になった表現について話しました。

因縁の相手、音駒高校との初めての対戦でしたね！

個性的な音駒の選手やベテラン猫又監督のセリフが印象的でした！

最後まで読んでくれてありがとうございます！

この記事がハイキューをもっと楽しむきっかけになればうれしいです。

感想やお気に入りのシーンがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね！

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