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今就活中です。
日本語教師になるか、一般企業で働くか悩んでいます。
ずっとやってみたかった日本語教師にチャレンジしたい気持ちがあります。
どちらがいいんでしょうか?
オンライン日本語教師のちゃそです!
「新卒で日本語教師にならない方がいい」って話を聞くと、悩みますよね。
私は大学卒業後にアルバイトをしながら養成講座に通って日本語教師になりました。
第二新卒…準新卒とでもいいましょうか、で日本語教師になりました。
大学時代に就活して企業に就職するという経験をしていません。
正直私は、一度会社に入って社会人を経験しておくべきだったと後悔しています。
どちらを選んでも後悔するかもしれません。
それなら、まずは自分できちんと調べて、納得してから決めることをおすすめします!
こんな私の経験もふまえて、新卒で日本語教師になるか一般企業に就職するか悩んでいる人へお話します。
日本語教師は食えない?!日本語教師の実態
日本語教師と一緒によく検索されるワードには
- 年収 低い
- やめたほうがいい
- 食えない
- 新卒 難しい
など、ネガティブなワードも目立ちます。
実際はどうなのか、包み隠さずお話します。
給料が安いのは本当
日本語教師はよく「薄給」だと言われています。
- 常勤:約200~300万円
- 非常勤:約50~100万円
ぐらいが平均と言われています。
多くの教師は非常勤からのスタートで、アルバイト程度の給料です。
また常勤になっても年収200~300万円程度になれば良い方だと言われています。
それに、一般企業のように給料が上がっていくこともあまりありません。
もちろん、学校によって違います!
「もっと給与ももらえてるし、働きやすいですよ」という声も聞きます。
もちろん、そういう良い学校もあります!
ただ、全体的に見てそのような学校のほうが少ないのが現実です。
非常勤からスタート
多くの日本語学校は、まずは非常勤からスタートして、経験を積んでから常勤になることが多いです。
非常勤の給料だけでは、一人暮らしで余裕を持って食べて行くのは難しいです。
他の学校と掛け持ちするか、別のアルバイトをしないと生活がままならないです。
実家に住めたり、家族の扶養に入っていればいいですが・・・
数年経って常勤になれることもあります。
ですが、その間の生活が苦しく大変な思いをする人もいます。
特に今大学生の方は想像してみてください。
周りの友だちは一般企業に就職して、お金を持ち始めます。
好きな物を買ったり旅行したり、楽しそうです。
それでも大好きな日本語教師をしているから!大丈夫!!
そう思えるなら大丈夫です!
でも、周りの様子を見て、より悲観的に感じる人もいるかもしれません。
学習者は大人が多い
「ビジネス会話とマナーを教えてください。」
学生からそう言われた時「働いたことがないからできません」とは言えません。
これは国内だけじゃなく、海外でも多いです。
海外こそ、日系企業で働いていたり、取引先が日本人だからビジネス日本語を学びたい人がいます
「ビジネス日本語」は、勉強すれば教えられるようにはなります。
ただ、少しでも社会人経験があるのとないのとでは大きな差があります。
でも、日本語教師だって立派な社会人経験じゃないの?
もちろん、それは否定しません。
でも、日本語学校以外の、外の世界を見ておくことは教師をする上でも役に立ちます。
調べて教えることはできますが、実体験があった方が何倍も説得力があります。
新卒なら一般企業に就職した方がいい4つの理由
- 給与面
- 社会人経験が積める
- 求人条件を満たしやすい
- 日本語教師のやり方は様々
4つの理由からまずは一般企業に就職することをおすすめします。
詳しく見ていきましょう。
①まずはお金を貯めて、安定した暮らしを!
- まずは安定した収入を!
- 金銭的に不安⇒精神的にも不安に
- まとまったお金を稼いだ経験を得よう
日本語教師の給料は、一般企業に比べ安いです。
すぐに常勤からスタートできる人は少なく、非常勤からスタートする場合はアルバイト程度の給料です。
日本語教師になりたい!という気持ちは素晴らしいことで、応援したいです。
ただ、生活が不安定になると仕事にも身が入りません。
希望や信念を持って日本語教師になったのに、あなたが潰れてしまっては意味がないのです!
まずは安定した暮らしをしてください。
その後金銭的に少し余裕が出てから、日本語教師になっても全く遅くありません!
②社会で経験したことが日本語教育に活きる
- ビジネス日本語会話を教えやすい
- 実際に社会人を経験しているので説得力がある
- 経験を基に授業をアレンジできる
上でも述べたように、ビジネス日本語を教えることも少なくありません。
実際に日本の会社で働いたことがあれば、質問に自信をもって答えることができます。
調べるにしても、知識0と1ではかかる時間が違います!
テキストの内容だけではなく、実際によく使う表現を伝えることもできます。
③求人で社会人経験が重視される
日本語教師の求人には、「社会人経験〇年以上」というものもあります。
せっかくの好条件の求人でも、数年の社会人経験が足りないために応募できなくなってしまいます。
日本語教師は、30代後半でもまだまだ若い方です。
20代や30代前半では日本語教師界隈ではかなり若い方ですから、急がずチャレンジしてください!
日本語教師は正直、やりたければリタイアした後でもできます。
④今の日本語教師のあり方はさまざま
- 副業
- ボランティア
- フリーランス(特にオンライン日本語教師)
など、学校の日本語教師にならなくても、別の方法があります。
地域のボランティアに参加して日本語を教えることもできます。
また、副業OKな会社ならオンラインで教えることもできます。
現に、私の働いているオンライン日本語学校は、副業で教師をしている人が多いです!
焦って日本語教師として就職しなくてもいいんです。
会社で働きながら慣れてきたらオンラインで教師を始めることもできます。
【体験談】新卒で就職せず日本語教師になった私の過去と現在
就職した方がいいと主張する私は、大学卒業後就職せずに日本語教師になりました。
母や母の知人の日本語教師の方に、何度も「一回就職してからでも遅くないから!」と諭されました(笑)
でも私は、大学卒業後アルバイトをしながら養成講座に通い、2012年台湾で日本語教師になりました。
しかし結果は、半年で適応障害になり帰国。
その後もアルバイトを掛け持ちして生活していました。
2018年、再びリベンジのつもりで台湾で幼児向け日本語教師になりました。
しかし、ここも1年もたず適応障害でつぶれてしまいました。
身も心もボロボロの2019年オンライン日本語教師になり、今に至ります。
一度はオンラインで「このままやっていけそう!」と思いました。
でも、突然の給与改定で収入が半分近く減り、また低迷期に入りました。
準新卒で日本語教師になって後悔したこと
- ずっと低収入
- 周りの友人と比較してしまう
- 社会人経験がないことがコンプレックスだった
まず、後悔は・・してます!(笑)
私は会社員を経験せず教師になりました。大学時代、就活もしませんでした。
最初に教師になったのは日系企業も多い台湾。
週に2,3回企業派遣の授業もあり、いつビジネスについて質問されるかヒヤヒヤでした。
ネットや本で調べることもできますが、やはり経験しているのとしていないのでは違います。
社会人としての経験がないからわからないのか、ただ常識がないのか、それすらもあやふやでした(笑)
そして、海外日本語教師の給与は現地の水準です。
日本でフリーターしてた頃の方が稼げてました
そんな中、周りの友人が会社員になって良いものを買ったり、旅行したりしている姿が眩しかったです。
自分で決めた道ですが、やはりお金がなかったのでいつも劣等感を感じていました。
また、適応障害で日本語教師を辞めたので、次はどんな道に進めばいいのかとても不安でした。
重ねますが、お金もなかったのでより一層不安でした。
それでも、日本語教師になって良かったこと!
- 若いうちに海外で苦労した
- 海外に滞在できたこと
- オンラインの仕事に繋がったこと
- 自分に合うものを見つけるために迷いがなくなった
今となっては、海外で辛い経験をしたことは糧になっています。
そう思えるようになるまで、かなりの年数がかかりましたが!
それに、少なくとも「海外に住みたい」という目標は達成できました。
台湾の教師生活で、2回とも適応障害でつぶれたこと。
その経験から、自分で変えられないことと変えられることを受け入れられるようになりました!(少しずつですが・・・)
学校勤務で苦労した分、今のオンライン講師の仕事では、以前より要領よく授業できるようになりました。
良かったことも悪かったこともあります。
ですが!正直、悪かったことの方が多いと感じています(笑)
今でこそ笑って話せるようになりましたが、この選択についてまだまだ後悔は消えません。
過去を悔やんでも仕方ないので、今は前を向いて、できることをやるしかないです・・・!
それでも新卒で日本語教師になりたいなら
- まずはサポートしてもらえる環境からスタートしよう!
- 学校選びは慎重に!⇒新人を育ててくれる学校にしよう!
- 海外へ行くのが目的なら、別の方法もある!
- 日本語教師以外のことも学ぶ姿勢をもつ!
本当にやりたいのなら自分の好きな道を進むこと!
ですが、最初はできるだけサポートしてもらえる環境を選んでください!
実家に住むとか、寮があるとか、何かあった時に頼れる人がいる状況がいいと思います。
また、学校選びはできるだけ慎重にしてください。
育てて一緒に成長してくれるような学校を見つけてほしいです!
面接で研修があるか、何をするか、詳しく聞いてみてください。
断る勇気も持ってください!
そして、もし「海外で働きたいから日本語教師になる」と考えている人へ。
海外へ行くには、他の選択肢もあります!
- ワーキングホリデー
- フリーランスで海外ノマド
- 日本語パートナーズ
- 海外青年協力隊
ワーキングホリデーなら、勉強しながら日本語教師をすることができます。
また、国際交流基金がやっている「日本語パートナーズ」や、JICAの海外協力隊などもあります。
よく調べて、選択肢を広げてくださいね!
まとめ:社会人経験を積んで損はないのが日本語教師
新卒で日本語教師になることについて、私の経験もふまえてお話しました。
どんな選択をしてもきっと納得できることも、後悔することもあります。
ただ、自分をつぶすようなことになるのだけは避けてほしいです。
今は日本語教師の働き方も多様化しています。
なさんが自分に合った選択ができることを祈っています!