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海外やオンラインでも活躍できるという、日本語教師をしてみたいです!
どんな資格が必要ですか?教師なら、教員免許とかいるのかな!?
どんな人が教師をしているの?教えてください!
こんにちは!オンライン日本語教師のちゃそです。
この記事では
- 日本語教師の資格【3種類】
- 日本語教師に向いている人とは
- 日本語教師になるための資格を取るおすすめの方法
についてわかりやすく解説します。
日本語教師に興味があるけど、まだ何もわからないという人はぜひ参考にしてみてください!
日本語教師に必要な資格や条件は?【3種類】
実は、日本語教師になるのに資格は必須ではありません!
資格を持っていなくて教師をしている人もいます。
ですが、ほとんどの求人では次の3つのいずれかを求められます
- 日本語教師養成講座(文化庁届け出受理講座)420時間修了
- 日本語教育能力検定試験合格
- 大学または大学院で日本語教育を(副)専攻
どれか一つをクリアしていればOKです!(※四大卒以上の学歴を求められることがあります)
詳しくみましょう
①日本語教師養成講座(文化庁届け出受理講座)420時間を修了
日本語教師の中で一番多いのが、日本語教師養成講座を修了した人です。
約半年~1年かけて勉強します。
外国人に日本語を教えるために必要な知識や、教え方などを学びます。
日本語教師になりたければ、まず養成講座を修了しておけば間違いないです!
養成講座で資格を取る詳しい方法はこちら▼
②日本語教育能力検定試験に合格【合格率は約28%前後】
日本語を教える人のための検定試験に合格することです。
1年に1度、毎年10月下旬に行われます。
この試験に合格していれば、養成講座で勉強しなくても資格になります!
毎年合格者は約28%なので、難易度は高めと言えます。
そのため、就職や給与査定に若干、有利になることが多いです。
③大学または大学院で日本語教育課程を(副)専攻
大学や大学院で日本語教育を勉強する方法です。
権威のある教授から学べることや、就職先のサポートなども手厚いでしょう。
大学院を出ていれば、大学講師の求人にも応募しやすくなります!
高校生の方や、今から大学(院)進学を考えている人には良いと思います。
どうして資格が必要なの?外国人に日本語を教えるとは
日本語教師になる前に、外国人に日本語を教えるための方法を学びます。
外国人が日本語を学ぶための「日本語文法」と、私たちが学生時代に習った「国語文法」は別物なのです。
ここでちょっと、一緒に考えてみましょう!
この違い、日本語を勉強している外国人学生に説明できますか?
きれいな部屋 かわいい部屋
どちらも「部屋」の様子を話しています。
ここで学生は一つの疑問をもつかもしれません。
先生、「かわいいな部屋」はダメですか?
この問題に答えるには・・・
まず「かわいい」と「きれい」の品詞の違いを理解しなければなりません。
「かわいい」は形容詞、「きれい」は形容動詞、かな?
でも、それは私たちが学校で勉強した国語文法の説明なんです
外国人が日本語を学ぶ「日本語文法」では
- 形容詞⇒い形容詞(かわいい、おいしい、難しい)
- 形容動詞⇒な形容詞(きれいな、まじめな、かんたんな)
とよんで区別しています。
このように、今まで国語で習ってきたこととは違う表現や解説を使います。
これが、日本語教師になるための勉強の一つです。
他にも、外国語を習得するために必要なことを学びます。
教師になった時、こういう内容を勉強した人としていない人では、知っていることの量が違いますよね。
「ちゃんと勉強しましたよ」とパッと証明するために、3種類の基準(資格)が必要となるのです。
資格だけではダメ?日本語教師に向いている人とは
どんな職業にも、向き不向きがあると思います。
日本語教師に向いている人は、ずばり
- 相手の話をきいて理解する努力ができる
- 柔軟な考え方ができる
この2つはかなり重要だと思います。
学習者のバックグラウンドは、本当にさまざまです。
仕事のため・趣味・留学するためなど、学習目的も違います。
また、日本語教師は外国語にはない概念を教えることもあります。
そんな時、自分の基準だけで押し通して伝えることは絶対にNGです!
時には学生に人気の若手アイドルの名前を覚えることもあります。
アニメについて詳しく調べることだってあります。
教師側も学生から吸収して、柔軟に対応していく必要があります。
日本語教師に向いている人は「相手の話をよくきく人、柔軟性がある人」です。
資格を取るおすすめの方法は?【日本語教師養成講座修了×日本語教育能力検定試験】
これから日本語教師を目指すなら
養成講座で勉強しながら、検定試験対策をするのがおすすめです!
理由は4つです。
- 養成講座の内容が検定試験につながる
- 検定試験に落ちても養成講座を修了すれば資格が取れる
- 養成講座は実践練習ができる
- どちらも取得できたら就職に有利になる!
詳しくみましょう。
①養成講座420時間の内容が検定試験につながる
養成講座で学ぶ内容は、日本語教育能力検定試験の内容を網羅しています。
実は、検定試験の出題範囲はかなりひろいです。
気が遠くなりそう・・・・
養成講座なら、この内容を講座内で詳しく学ぶことができます。
養成講座で科目履修が終わったタイミングで
知識が新鮮なうちに検定試験を受けるのがおすすめです。
②検定試験に落ちても資格が取れる
検定試験は年に1回、10月にしかありません。
その上合格率は約28%で難易度が高めです。
一夜漬けでなんとかなる内容ではないんです・・・
万が一検定試験に不合格でも、養成講座を修了すれば資格になります。
試験は、また次の年に挑戦することもできます!
③養成講座は実践練習ができる
養成講座には、2つの実践練習をする機会があります。
- 実践科目
- 教育実習
教育実習では実際に日本語を学んでいる外国人を対象に授業をします。
知識があっても、実際に教えるのはとても緊張するし、予定通りにはいかないものです。
養成講座を出たからといって、いきなり完璧な授業はできるわけではなりません。
ですが、日本語教師になるには、面接で模擬授業をすることが多いです。
そんな時、一度でも授業経験があると安心できます。
教育実習期間は本当に大変でした。
でもその経験があるから、しっかりと授業準備に取り組めています!
どっちも取得したら、就職で有利になる
- 養成講座を修了している(教育実習の経験もある)
- 日本語教育能力検定試験に合格している
⇒授業をした経験があって、知識もあるということです。
やっぱり、どちらもあれば就職するときに有利になります。
私は年に日本語教育能力検定試験に合格し、2012年に日本語教師養成講座を修了して日本語教師になりました。
タイミングが良かったのもありますが、今のところ書類選考で落選したことはありません!
就職するには授業スキルや人柄が大事ですが、書類の上では資格も大切です。
3つの資格のうち、1つでも持っていれば十分です!
ぜひ資格取得を目指してみてください!
養成講座・検定試験の勉強について詳しくはこちら▼
まとめ:日本語教師の資格は3種類⇒自分に合った資格を取ろう
日本語教師の資格3種類と、その取得方法についてお話しました。
場所を選ばずに日本語教師として働くなら、資格は必須ではありません。
ですが、多くの求人で3つの資格のいずれかを求められます。
- 日本語教師養成講座(文化庁届け出受理講座)420時間修了
- 日本語教育能力検定試験合格
- 大学または大学院で日本語教育を(副)専攻
おすすめは養成講座に通いながら検定試験に合格することです。
でも、養成講座ってよくわからないし不安・・・
という人は、まずは養成講座の資料を見てみることをおすすめします。
具体的な情報が多く、資格について調べる参考になると思います!
日本語教師は国内の日本語学校で働くのはもちろん、海外やオンラインでも働けます。
大変なこともありますが、最近は働き方も多様化しています!
興味があるなら、ぜひ一度行動してみてくださいね^^