使役文の種類②|許可・放置

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使役文の種類②|許可・放置
お悩みちゃん
お悩みちゃん

使役文って強制的に~させるイメージが強いんですけど、「留学させてもらった」とかはこちらがお願いした感じがしますよね?この使い方を知りたいです!

オンライン日本語教師のちゃそです!


使役文の使役者(させる人)に共通しているのは、「被使役者(させられる人)の行動に、何らかの影響を与えられる」という点です。


今回は「許可・放置」の用法です。

  • 子どもに好きなことをさせたい
  • 疲れているようだから、早めにやすませよう

このように使役文でも「強制的に」なにかをさせるのではなくて、

許可を与えたり、好きにできる状況を作ってあげる場合にも使えます。


この使い方について、くわしくみてみましょう!




強制的に「~させる」のような使い方については、こちらをどうぞ↓






許可の使役文とは?

許可の使役文とは、被使役者(させてもらう人)が「やりたい!」と思っていることに対して、使役者(させる人)が「いいよ」と許可して、その行為を実現させる用法です。

①社長は希望どおり従業員に休みをとらせた

②息子はアフリカへ旅行に行きたいと言いました。わたしは息子を旅行に行かせました。

①は従業員が「休みを取りたい」という希望に対して、社長が許可を出した場面。

②は「アフリカへ旅行したい」という息子に対して、「いいよ」と許可を出した場面です。

お悩みちゃん
お悩みちゃん

やりたいことに、「いいよ!」と許可を出してやらせてあげるんだね!

お悩みくん
お悩みくん

『やりたくないこと』を強制してさせてやらせる使役文とはちょっと違いますね

『許可を与える』ので、使役者(させる人)は被使役者(させてもらう人)より立場が上であることが多いです。(上司・親など)



「〜てあげる・くれる・もらう」で許可感が強まる

使役の動詞に「〜てあげる/くれる/もらう」をつけると、許可の意味がより明確になります。

相手の望んでいることを実現させる、恩恵を与えるニュアンスが出ます。

・友だちの家におじゃまさせてもらった

・球場のスタッフさんが、ファウルボールを持ち帰らせてくれた

・親が留学させてくれた




また、「~させてください」や「させていただけませんか」の形で、許可を求める表現として使われます。

明日は休ませてください

写真を撮らせていただけませんか

「〜させてください」「〜させていただけませんか」は、相手に許可を求める表現です。

詳しくは「させてもらう・させてください」の記事で説明予定です






放置・放任の使役文とは?

放任・放置の使役文とは、使役者(させる人)が「好きにしていいよ」「止めないよ」という態度で、被使役者のやることをそのままにしておく用法です。

根っこは「許可」と同じですが、使役者(させる人)の関与がより薄い点が特徴です。

お悩みちゃん
お悩みちゃん

お好きにどうぞ~って感じかな?


放任:「やりたいならどうぞ」と、やりたいことを妨げない

放任は使役者(させる人)が「やりなさい」と言ってさせるわけではなく、やる人の意志にまかせるというニュアンスがあります。

お悩みくん
お悩みくん

「やりたいことを好きにやっていいよ~!邪魔しないよ」っていう感じかな

「やる人の意志にまかせる」ので、元になる動詞は意志動詞を使います。

子どもを自由に公園で遊ばせた

私は娘には好きなことをさせてやりたい。

あの親は、暗くなっても子どもを外で遊ばせている

言いたいのなら言わせておこう。


意志動詞についてはこちら↓





放置:すでに起きている事態をそのままにしておく

放置は、すでに起きていることを、止めずにそのままにしておくという意味です。

①疲れているようなので、妻を眠らせておいた

②夕方帰宅すると、息子はテレビゲームをしていた。夕食までまだ時間があったので、そのままさせておいた。

①も②の「眠る」「ゲームをする」というのは、使役者が引き起こしたことではありません。

すでに眠っている妻をみて「眠っているからそのままお眠りなさい」

すでにゲームをしている息子をみて「夕飯の時間までゲームしていなさいな」という感覚です。

お悩みくん
お悩みくん

何もしていないようで、実はそのまま行動を続けさせているってことかな!

お悩みちゃん
お悩みちゃん

ある意味、「眠らせる」「ゲームさせる」という行動をさせているって感じかな・・・!

私の意見ですが、妻を起こすこともできるし、息子のゲームをやめさせることもできる。

つまり相手の行動に影響を与えられる立場にいるからこそ、「そのままにしておく」という選択ができる

これが放置の使役文ということかな、と考えました。



そして、放任・放置の意味は、「〜ておく」と一緒に使うと、明確に示すことができます。

「~ておく」についてはこちら↓





まとめ

使役文の「許可・放置」の意味について説明ました。

  • 許可:被使役者が望む行為を使役者が「いいよ」と許可する
  • 放置・放任:使役者は、被使役者の意志にまかせる

どちらも、被使役者(される側)の意志を尊重しているような使い方でした。


使役文の種類の違いは、「被使役者の意志を使役者がどう扱うか」によって変わります。


被使役者の意志に関わらず、使役者がコントロールして動かすなら☞「指示・強制」

被使役者の「やりたい」「そのままでいたい」という意志を、使役者が認めて・妨げないことでやらせるなら☞「許可・放置」

お悩みくん
お悩みくん

どちらも使役者(させる側)が「影響を与えられる立場」という点は同じですね






使役文について


私もまだまだ勉強中です!よかったら一緒にがんばりましょう♪







最後まで読んでくれてありがとうございます!

この記事を書くのに参考にしたもの

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